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第20回 関西部会講演会 (2024/11/28) 終了の挨拶/会員限定コンテンツの公開のお知らせ

20回関西部会講演会は、2024年11月28日(木)に、AP大阪茶屋町 Aルームを講演会場として、Teamsによる遠隔視聴を併用したハイブリッド形式で開催させて頂き、多くの方にご参加を頂き、盛況に開催でき無事終了致しました。心より御礼申し上げます。

今回は、産業の米とも言われ、その復興が叫ばれています日本の半導体産業の現状や今後の技術戦略や産業政策について、また、誰でも簡単に使えるようなIoTセンシング系の枠組みを標準化され、提唱されておられる内容や、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)技術を活用したスマート家電の開発を通じて、ユーザに快適かつ省エネな生活を提供されておられる内容について、大学や研究所、九州地区における産業界および学生に対する半導体産業の理解促進に努めておられる方や、社団法人や企業でIoTセンシングシステムの開発やAI/IoT技術を活用した新事業開発・展開をされておられる方々にご講演をして頂きました。

最初に講演1として、

九州大学 名誉教授 国立情報学研究所副所長 安浦 寛人 様に【日本の半導体産業の再生とシリコンシーベルト構想】のテーマでご講演をして頂きました。

最初に、半導体の活用状況やその特徴であるムーアの法則、日本の半導体産業の現状について紹介頂いた。次に、半導体を必要とするシステム産業(GAFA、自動車産業、家電・通信機器など)が先で、次に半導体産業があるという半導体産業の構図について、また、半導体産業を、浮世絵の構図を参照し、絵師、彫師・摺師、製本師の作業内容で分かり易く、説明して頂いた。日本の半導体産業は製造装置と材料に特化しており、これからは設計への取組みが必須であり、半導体市場は2000年から20年で約3倍に伸び、社会のデジタル化の基盤産業である。半導体は、メモリー、マイクロプロセッサ、ロジック、光半導体などの種類があり、付加価値があるマイクロプロセッサやロジックに携わることが必要である(高性能プロセッサは1個10万円から数百万円)。浮世絵でいえば摺師、彫師であるTSMSは、世界の半導体製造企業の売上高(2021年度)で3位であり、その伸び率も31.5%と高く、垂直統合と水平分業の国際水平分業化が進んでいる。スマホのMPUは、ARM(英国)のプロセッサを中心に米国でシステム設計し、台湾へ製造委託(前工程)し、後工程は、東南アジアや中国が担当し、製造装置は日、米、欧州から調達、シリコンウェアハなどの材料は、日本から供給するという構図である。特に、10nm以降の最先端技術では、TSMCが独占している状況にある。30年前は、半導体や半導体関連産業の生産額は、九州が台湾の10倍以上であったが、現在は台湾が九州の10倍である、逆転原因は人材育成の差である。日本は製造装置や素材に強みがあり、台湾と連携し、設計ができる人材育成が大切である。製造現場が近くにあることを利用して、設計産業を伸ばし、製造に近い物理設計(台湾モデル)にも注力することにより、半導体を利用したさまざまな分野の応用につながり、ソフトウェア産業やサービス産業、DXを先導する幅広いイノベーションが起こせる。2002年に九州に半導体関連技術、特に設計技術を集積し、韓国、九州、台湾、中国沿海部、シンガポール、インドに至る半導体の利用、設計、製造の世界的な拠点を作るシリコンシーベルトプロジェクト構想を立ち上げた。今は、世界の半導体の7割以上がシリコンシーベルト地域で生産され、その利用(システムへの組込み)も行われ、構想は実現できている。世界的な半導体産業構造と需要の変化の中で、日本の役割の明確化と実効的な産業政策の確立、若者が人生を賭けることができる半導体産業戦略などにより、半導体産業の再興が必要である。それには、半導体産業の全体像を把握し、将来を予測できる人材育成が必要である。先端技術に依存する産業は、常に世界の先端を走る必要があり、産業政策と研究振興が重要である。人材育成には、九州半導体人材育成等コンソーシアム人材育成等コンソーシアムとして産学官連携が進んでおり、九州大学価値創造型半導体人材育成センターや九州工業大学(マイクロ化総合技術センター)など先進的な取り組みもある。また、第1回九州半導体産業展やSemiconductor Wafer Test Asia 2024を開催し、九州地区の半導体産業をアピールしている。台湾の設計企業の誘致や企業投資も活発化してきている。半導体産業に若者が人生を賭けるだけの目標を持たせることが大切であり、台湾や韓国、ASEAN各国との連携などが必要である。半導体産業の現状から復興に向けての取組みなど今後の技術戦略や産業政策について興味ある内容をご講演して頂いた。

次に講演2として、

オムロン株式会社 イノベーション推進本部 DXビジネス革新センタ技術専門職 小田 利彦 様に 【だれでも簡単に使えるIoTセンシングシステム SUCS の紹介】のテーマでご講演をして頂きました。

最初にIoTシステムの新たなフレームワークである、誰もが簡単に実世界の現象をセンシングして、収集したデータをすぐに活用できる仕組みSUCS ® (SENSPIRE® Universal Connecting System)を提唱されておられるSUCSコンソーシアムやSUCSのVision、目指す姿について紹介頂いた。SUCSはセンサを構成するセンサユニット、AD変換ユニット、通信ユニット、電源ユニットの4つのユニットの接続仕様の標準化により、準拠した様々なユニットが利用でき、異なるメーカのユニットも接続可能となり、だれでも簡単にセンサが使え、色々とセンサを交換して計測することができ、短期に開発・試行することができる。接続仕様は、電気的仕様や機械的仕様、通信仕様、電源仕様、データマップが標準化されている。計測されたデータは、メタデータとして、観測活動や観測対象に関する情報やセンシングトレインの各ユニットの仕様情報、センシングデータの属性情報などがある。また、SUCSクラウドサービスも提供し、メタデータをクラウド上で登録・管理することで、様々なユーザが参照、共有が行え、センサデバイスメーカーやそのデバイスを使って情報をセンスするユーザ、また、計測したデータを活用するユーザなど、それぞれの立場のユーザが活用できる。SUCSのユニット接続やクラウドへの接続に関する基本的な特許は取得済みで、 SUCSコンソーシアムの会員は無償で利用することができる。具体的な各ユニットの提供は今後計画されつつあるとのことである。このような活動により誰でもセンサを使って早くかつ簡単に計測できる環境が実現できることに期待したい。センサシステムを誰でも容易に開発できることを目指された活動について、興味ある内容をご講演して頂いた。

次に講演3として、

シャープ株式会社 Smart Appliances & Solutions事業本部 Smart Life事業統轄部Platform事業推進部 課長 廣澤 慶二 様に 【シャープが進めるAIoT家電による省電力制御の取り組み】のテーマでご講演をして頂きました。

最初にIoT製品開発に必要なツール(スマ-トフォンアプリ、通信モジュール用のファームウェア、クラウドサーバと、これらを備えたAIoTプラットフォームについてご紹介頂いた。次にAI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)技術を活用したAIoT家電は、既に12カテゴリー、1,015機種以上で商品化され、国内で接続・稼働中で、自社家電/住宅設備やサービスとオープンに連携して、国内の99%をカバーし、利用されている状況を紹介頂いた。AIoT家電は、エアコンや空気清浄機の運転状態や調理機器の状態を確認したり、外出先からエアコンをつけたり、洗濯機の予約時間を変更したりといった状態確認と遠隔制御ができる。また、水なし自動調理鍋「ヘルシオホットクック」のレシピや「プラズマクラスター洗濯機」の洗濯コース、各家電の音声発話コンテンツなどがダウンロードできる。併せて、クラウドAIがどの様な動作が最適なのかを学習して、提案や遠隔制御を行い、エアコンでは、起床やお出かけ、帰宅、就寝といった生活パターンを学習することで、それぞれの状況に応じた快適性と省エネを両立でき、最適活用ができる。他社の製品やサービスとオープンに連携でき、家電としてまとめて制御でき、出かけるときに一括でオフするなど、機器だけでなく、他社の見守りサービスなどとの連携も行い、お客様のスマートライフの実現に貢献している。AIoT家電は、地域ごとの家電データ を活用した分析/制御も可能になっており、今後は、地域毎の稼働状況を分析することで、災害発生時に被害状況を推定するといった防災、減災への活用も計画されている。また、AIoTを活用した「社会課題の解決」として、家電は普段の生活の中で使われる道具である特徴を活かし、防災レジリエンス、安心/見守り、カーボンニュートラルの3つの方向性を考えている。特に、カーボンニュートラルについては、家庭におけるエアコンは家庭内消費電力の3割以上であり、家庭におけるデマンドレスポンス(DR:Demand Response)対応には、通信規格として実績があり、複数の機器を制御できるHEMSの活用に加え、機器単体IoT/ECHONET Lite/ECHNET Lite Web API を活用することでマルチベンダーによる対応機器増を図っている。NTTドコモが指定する対象時間帯に合わせてSHARPがエアコンを遠隔制御し、「対象時間帯の節電」「1日を通しての省エネ」「不快感のない制御」を確認でき、快適性と節電の両立の実現を目指している。シャープのAIoT家電について、開発内容やユーザに快適かつ省エネな生活を提供して状況などについて興味ある内容をご講演して頂いた。

また、最初に関西部会長の西村から講演会開催の挨拶をさせて頂き、最後に関西部会の鳥居幹事から講演会閉会の挨拶にて締めくくり、盛大に開催を終えることができました。

講演会後に開催しました交流会では、ご講演をして頂きました安浦様、小田様、廣澤様にもご参加頂き、ご講演者の方々とのお話や、参加された皆さん相互でのお話が進み、楽しく有意義な情報交換・交流の場として開催することができました。

 

講演会、交流会の開催に際しましては多くの方々のご協力を得て開催させて頂くことができました。真に有難うございました。深く御礼申し上げます。

引き続きIoTを中心とした関連技術に関する最新事例・技術研究を進めて応用ビジネスの発掘・展開に繋がり、関西地区の活性化に少しでも貢献できるように活動を進めさせて頂きますので、ご協力・ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

講演会の写真はこちらをご覧ください

<会員様向け>
 なお、会員限定コンテンツとして、本講演会の講演資料については、許可をいただいた範囲内で、M2M・IoT研究会のホームページにアップロードし、会員の皆様に公開いたしましたので活用ください。
会員の方は、右サイドの会員専用からログインして、会員限定ページから閲覧/ダウンロードしてください。
ユーザIDとパスワードは、会員の皆様に別途メールでご案内している通りです。ユーザIDとパスワードが不明の会員の方は事務局までお問い合わせください。
コンテンツの再配布はご遠慮ください。また、内容を利用される場合は、著作権にご注意ください。

2024年12月02日 NPO法人 M2M・IoT研究会 関西部会長 西村 雄二

第21回専門部会セミナー終了のご挨拶/会員限定コンテンツの公開のお知らせ

2024年10月23日(水)
藤沢商工会館ミナパーク会場+Zoom遠隔にて開催

 第21回専門部会セミナーは、2024年10月23日(水)に、藤沢商工会館ミナパーク6階多目的ホール1を講演会場として、Zoomによる遠隔視聴を併用したハイブリッド形式での開催となりましたが、大勢の方々にご参加いただき無事終了することができました。また、3階303会議室での交流会も盛会のうちに終えることができました。心より御礼を申し上げます。

 今回のセミナーでは、「DX時代の重要課題であるメタバース,デジタルツイン,生成AI,ロボット分野の最新動向と応用事例,および,量子コンピューティングの学生による取り組みの紹介」というタイトルのもとに、それぞれの分野で活躍されている講演者や学生の方々にご講演をしていただきました.

司会は予定を変更して、元東海大学教授でNPO法人M2M・IoT研究会の辻理事が務めさせていただきました。

ご講演に先立ちまして、東京電機大学名誉教授でNPO法人M2M・IoT研究会の小泉寿男理事長より、ご挨拶とM2M・IoT研究会の活動成果と今後の目標について報告させていただきました。

最初の基調講演として、東京大学情報基盤センター教授 雨宮智浩先生より、「メタバース/VRによる教育訓練の可能性」と題して、メタバースやVRを用いた実験的活動や教育への応用事例から,来たるべきメタバース活用社会における効果と課題について紹介いただきました。メタバース/VRの本質的な効果、および今後の展望に関して大きな示唆をいただきました。特に教育の場でメタバース環境の提示の仕方で、生徒の成績や振る舞いが向上することを興味深く感じました。

10分の休憩のあと、二つ目の講演として、東京理科大学工学部情報工学科教授 立川智章先生より、「大学におけるデジタルツイン研究と教育の取り組み」と題して、デジタルツインの概念,技術,応用例と、製造分野でのリアルからデジタルのキャッチボールを可能にしたTUS.DT(東京理科大学デジタルツイン)モデルについての取り組みを紹介いただきました。IT/OT融合教育(YouGo)がますます発展されることを期待しております。

三つ目の講演として、Idein株式会社 代表取締役CEO,国立大学法人 東北大学 共創戦略センター特任教授 (客員) 中村晃一様より、「マルチモーダルLLMのリアル空間向け活用の技術とビジネス応用」と題して、エッジAIプラットフォームActcastの概要と、プロンプトを書くだけで手軽にPoCの実施が可能なLLM App on Actcastの事例について紹介いただきました。エッジ完結を目指されているCLIP on Edgeプロジェクトの実現を期待しております。

10分の休憩のあと、四つ目の講演として、東京電機大学 未来科学部 ロボット・メカトロニクス学科 教授 岩瀬将美先生より、「スマートフォレストリー:林業DXを目指したメカトロニクス技術」と題して、林業の現状と林業のスマート化の難しさや,エンジン搭載ドローンなどの最先端技術を組み合わせたスマート林業の取り組みを紹介いただきました。プロジェクトが課題を克服して発展しされることを願っております。

最後の講演として、東京工業大学(現:東京科学大学)理学院物理学系 学生 鈴木泰雅さん 学生 青木幸一さんより「経産省情報処理推進機構(IPA)未踏採択 双方向型ビジュアル量子教材の開発」と題してご講演いただきました。最初にこの講演のコーディネータを務めた東京高専名誉教授, NPO法人M2M・IoT研究会 市村洋理事より、経緯を紹介いただいたあと、採択された課題内容を一部抜粋し,物理と情報を橋渡しすることを目指した双方向型ビジュアル量子教材を用いて量子操作技術について紹介いただきました.若い学生の挑戦と熱意に感動しました。

それぞれのご講演とも大変興味深い内容で、時間の制約がありましたが意見交換を活発に行うことが出来ました。

また、交流会では密接な情報交換の場を提供することができました。
今後とも、より充実した専門部会セミナーとなるよう取り組んでまいりますので、引き続き,皆様のご支援のほど宜しくお願いいたします。

<会員様向け>

 なお、会員限定コンテンツとして、本セミナーの講演資料については、許可をいただいた範囲内で、M2M・IoT研究会のホームページにアップロードし、会員の皆様に公開いたしましたので活用ください。

会員の方は、右サイドの会員専用からログインして、会員限定ページから閲覧/ダウンロードしてください。

ユーザIDとパスワードは、会員の皆様に別途メールでご案内している通りです。ユーザIDとパスワードが不明の会員の方は事務局までお問い合わせください。

コンテンツの再配布はご遠慮ください。また、内容を利用される場合は、著作権にご注意ください。

セミナーの写真はこちらをご覧ください

NPO法人M2M・IoT研究会副理事長、技術専門部会長、サイバー大学名誉教授 清尾克彦

 

【終了】第20回 関西部会講演会(2024/11/28) のご案内

【お知らせ/ご案内】

NPO法人M2M・IoT研究会 関西部会は、おかげ様で今年度創立11年目を迎えることができました。ご支援を賜りました皆様に厚く御礼申し上げます。昨年に続き、第20回関西部会講演会は、講演会場と遠隔視聴を併用したハイブリッド形式で開催させて頂きます。

今回は、産業の米とも言われ、その復興が叫ばれています日本の半導体産業の現状や今後の技術戦略や産業政策について、また、誰でも簡単に使えるようなIoTセンシング系の枠組みを標準化され、提唱されておられる内容や、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)技術を活用したスマート家電の開発を通じて、ユーザーに快適かつ省エネな生活を提供されておられる内容について、大学や研究所、九州地区における産業界および学生に対する半導体産業の理解促進に努めておられる方や、社団法人や企業でIoTセンシングシステムの開発やAI/IoT技術を活用した新事業開発・展開をされておられる方々にご講演をして頂きます。ご案内をさせて頂きますとともに、皆様のご参加をお待ちしております。

申込みページへ

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1.開催案内

IoT社会を支える半導体とセンサー及び、それらを応用したスマート家電の最新動向を紹介する講演会を開催します

<講演会場と遠隔視聴のハイブリッドで開催>

 1) 日時             2024年11月28日(木)13:00~17:00(受付開始12:30)

 2) 会場             AP大阪茶屋町 Aルーム

URL: https://www.tc-forum.co.jp/ap-umedachayamachi/access/ 
                  住所: 大阪府大阪市北区茶屋町1−27 ABC-MART梅田ビル 8F

       Social distance配置の会場とTeamsによる遠隔参加 
       当日の連絡先: 06-6227-4002(関西部会事務局)

 3) 参加費    M2M・IoT研究会会員無料,非会員無料,学生無料
          尚、交流会参加費は5,000円です。

(当日も会員加入の手続きもさせて頂いております)

 4) 参加             会場参加と遠隔参加ともに事前の申し込みが必要です。

下記のページからお申込みください
                        ⇒ https://www.m2msg.org/?p=6026 

・会場参加者:聴講+質疑応答
・発熱や体調不良の方のご来場はご遠慮ください。

 5) 主催             NPO法人 M2M・IoT研究会 関西部会
   協賛              関西電子情報産業協同組合(KEIS)

2.プログラム

Ⅰ.開会挨拶                     ・・・ 13:30~13:35

NPO法人M2M・IoT研究会 関西部会 部会長 西村 雄二

Ⅱ.講演-1                                                                ・・・ 13:35~14:35

題目 【日本の半導体産業の再生とシリコンシーベルト構想

九州大学 名誉教授 国立情報学研究所副所長 安浦 寛人 様

概要: 世界最大のロジック半導体のファウンダリであるTSMCの熊本進出をきっかけに、日本の半導体産業の復興が叫ばれている。産業の米とも言われる半導体産業、特にマイクロプロセッサを中心とするロジック半導体の最先端の設計や製造技術で、遅れをとっている我が国の現状を台湾の成功の要因などと比較しながら、今後の技術戦略や産業政策について紹介する。

(休憩 ・・・ 10分)                                 ・・・ 14:35~14:45

Ⅲ.講演-2                                                                 ・・・ 14:45~15:45

題目 【だれでも簡単に使えるIoTセンシングシステム SUCS の紹介

オムロン株式会社 イノベーション推進本部 DXビジネス革新センタ 
技術専門職 小田 利彦 様

概要: 新しいIoTセンシング系の枠組みを提唱するSUCS(ザックス)では、だれでも簡単にセンサによる多様な観測が行えるように、センサ/AD変換/電源/通信の4つのユニットを組合せて接続が可能な仕組みを提唱し、ユニット間の電気的/機械的及び通信的な接続仕様を定義したガイドラインを策定して公開している。さらにセンシングデータやユニット仕様に関するメタデータを定義し、メタデータによってセンシングデバイスやデータの利便性を高めている。本講演ではSUCSの仕様概要とSUCSの狙う効果をわかりやすく紹介する。

(休憩 ・・・ 10分)                                              ・・・ 15:45~15:55

Ⅳ.講演-3                                                                  ・・・ 15:55~16:55

題目 【シャープが進めるAIoT家電による省電力制御の取り組み

シャープ株式会社 Smart Appliances & Solutions事業本部
     Smart Life事業統轄部Platform事業推進部 課長 廣澤 慶二 様

概要: 近年、カーボンニュートラルの達成に向けて、持続可能な社会の実現における省エネルギーの重要性が高まっている。シャープは、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)技術を活用したAIoT家電の開発を通じて、利便性と快適性を維持しつつ、省電力を実現する制御の新たな可能性を検討・推進している。本講演では、シャープのAIoT家電がどのようにして、ユーザーに快適かつ省エネな生活を提供しているのかを解説紹介する。

Ⅴ.終了挨拶                                                             ・・・ 16:55~17:00

NPO法人 M2M・IoT研究会 関西部会 幹事会 幹事 鳥居 紀彦
(西菱電機株式会社 執行役員 システム事業本部 本部長)

交流会                                                             ・・・ 17:15~19:00

引き続き、ご講演者と参加者との交流会につき、講演会近くの場所で会費制にて交流会を行います。会場は、講演会場と同じ AP大阪茶屋町 Eルーム を予定しています。

ご講演者と参加者との交流の場ですので、多数の方のご参加をお願い致します。

なお、プログラムについては、状況に応じて変更させて頂く場合がありますので、ご了承の程、よろしくお願い致します。

以上

第20回関西部会講演会(2024/11/28)参加申し込み

2024/11/28(木)に開催される第20回関西部会講演会に参加を希望される方は、こちらのフォームからお申込みください。


    所属(任意):

    参加していただける方の所属を記入してください。
    賛助会員(団体)の方は、必ず所属を記入してください。


    氏名(必須):

    参加していただける方の氏名を記入してください。


    メールアドレス(必須):

    連絡先のメールアドレスを記入してください。
    非会員・学生の方につきましては、改めて事務局から確認の連絡をさせていただく場合があります。


    参加区分(必須):

    参加いただける方の区分(会員、賛助会員(団体)、非会員、学生)を選択してください。参加区分によらず無料としています。


    参加方法(必須):
    会場にて参加リモート参加
    会場にて参加、またはリモート参加のどちらかにチェックしてください。


    交流会(必須):
    参加する参加しない
    交流会に参加いただける場合は、「参加する」にチェックしてください。交流会への参加費は5,000円です。


    紹介者(任意):

    非会員、学生の方で、紹介者がおられましたら、その方の氏名を記入してください。


    連絡事項(任意):

    事務局宛に連絡、質問、要望等がございましたら記入してください。





    上記フォームに入力後に申込みボタンをクリックしてください



    第20回関西部会講演会(2024/11/28)の詳細プログラムは、こちらをご覧ください。
    参加を申し込んでいただいた方には、メールにて申込み内容の確認と参加票をお送りしますので、参加票を印刷の上、当日持参をお願いします。遠隔から参加の方には、別途ミーティングアドレス(URL)を開催前1週間くらいに弊事務局からご連絡予定です。
    メールにてお申込みの方は、このページの最後をご覧ください。
    参加申込み後に参加取り消しをされる場合は、[お問合せ]ページ 、または、メールアドレスcontact@m2msg.org 宛に連絡をお願いします。

    <メールによる参加申込み方法>
    このフォームを利用して参加申し込みができない場合は、M2M・IoT研究会事務局宛にメール(contact@m2msg.org )にて参加申し込みをお願いします。

    メールには、下記の内容をご記入ください。

    1.参加申し込みメール送付先 (M2M・IoT研究会事務局):
    contact@m2msg.org
    2.メール件名:
    「第20回関西部会講演会(2024/11/28)参加申込み」

    3.本文:
    ・所属:(任意)
    ・氏名:(必須)
    ・メールアドレス:(必須)
    ・参加区分:(必須)⇒(注1)
    ・参加方法:(必須) (会場参加orリモート参加)
    ・交流会:(必須)(参加の有無)
    ・紹介者/同行者:⇒(注2)
    ・連絡事項:(任意)

    (注1)会員、賛助会員、非会員、学生から選択してください
    (注2)非会員、学生の方で、本講演会の紹介者/同行者がおられましたら、その方の氏名をご記入ください。

    【終了】第21回専門部会セミナー(2024/10/23)のご案内

    DX時代の重要課題であるメタバース、デジタルツイン、生成AI、
    ロボット分野の最新動向と応用事例、
    および、量子コンピューティングの学生による取り組みの紹介-

    開催趣旨

     デジタル技術とデータ活用により顧客や社会の課題を解決して新たな価値を創出するDX(Digital Transformation)が注目されています.このようなDX時代を迎えて,メタバースは,仮想現実の世界で人々が交流し,活動する新たなプラットフォームとして注目され,インターネットの次なる進化形として,エンターテインメントや教育,ビジネスの場での活用が期待されています.また,デジタルツインは,物理的な対象物やプロセスをデジタルで再現する技術として,リアルタイムでの監視やシミュレーションが可能となり,製造業や都市計画,医療分野などでの応用が進んでいます.さらに,生成AIは,人間のように創造的なコンテンツを生成する人工知能技術として,テキスト,画像,音楽,映像などのコンテンツ制作が自動化され,クリエイティブなプロセスが大幅に変革されつつあります.また,ロボット分野(スマートフォレストリー)では,人間と機械が共生する未来を見据えた機械ロボット技術が注目されています.
     今回は,DX時代の重要課題であるメタバース,デジタルツイン,生成AI,ロボット分野(スマートフォレストリー)の最新動向と応用事例について,それぞれの分野で活躍されている方々にご講演していただきます.また,注目されている量子コンピューティング分野で経産省情報処理推進機構(IPA)未踏採択された学生による取り組みを講演していただきます.
     講演会場とZoomによる遠隔視聴のハイブリッド形式で開催いたします.また,交流会も開催しますので,是非,皆様方のご参加をお願いいたします.

    申し込みページ

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    2.開催要領

    (1)日時:2024年10月23日(水) 13:00~17:45  (受付開始12:30)
                                                            交流会(18:00~19:30)

    (2)会場:藤沢商工会館ミナパーク6階 多目的ホール1(定員81名)
                                (JR藤沢駅北口より徒歩5分)

      講演会:会場(6階 多目的ホール1)と遠隔(Zoom)による
          ハイブリッド形式
      交流会:会場(3階 303会議室)
       URL:https://www.fujisawa-cci.or.jp/access/ TEL:0466-27-8888
    (3)参加費:・セミナー:NPO法人M2M・IoT研究会会員:無料,
                             非会員:無料,学生:無料    

                       ・交流会:2000円(学生:無料)
    (4)参加申し込み方法:会場参加と遠隔参加ともに事前の申し込みが必要です.
      申し込みページはここをクリックすると開きます

    3.プログラム 

    司会 NPO法人M2M・IoT研究会副理事長・技術専門部会長,
    サイバー大学名誉教授 清尾克彦

    ・プログラムの紹介・・・13:00~13:05:会場
    Ⅰ NPO法人M2M・IoT研究会活動報告と理事長挨拶・・・13:05~13:25(20分)

    NPO法人M2M・IoT研究会理事長,東京電機大学名誉教授 小泉寿男


    Ⅱ 講演 (講師ご略歴

    (1) 基調講演・・・13:30~14:20(50分):(会場)

    「メタバース/VRによる教育訓練の可能性」

    東京大学情報基盤センター教授 雨宮智浩先生

    <概要> 2016年頃からの高性能で廉価なVRデバイスの登場や,2020年頃からのオンライン化によってメタバースが基礎研究やゲームの領域から,日常生活の様々なシステムに拡張し,我々の暮らしを変革する段階に入っている.大学教育を始めとする様々な学習場面や訓練の場面で,現在進んでいる教育DXを加速させる役割をメタバースが果たすことは想像に難くない.本講演では,筆者がこれまで取り組んできたメタバースやVRを用いた実験的活動や教育への応用事例から,来たるべきメタバース活用社会における効果と課題について概観する.

    ・休憩・・・14:20~14:30(10分)

    (2)講演1・・・14:30~15:20(50分):(会場)

    「大学におけるデジタルツイン研究と教育の取り組み」

    東京理科大学工学部情報工学科教授 立川智章先生

    <概要> 近年のAI技術,IoT技術の進展により,デジタルツインの概念が注目されています.デジタルツインは,物理空間とデジタル空間をリアルタイムに連携させることで,製品の開発,製造,運用,保守,リサイクルなどの全ての段階において,効率化,品質向上,環境負荷低減などの効果をもたらすと期待されています.本講演では,デジタルツインの概念,技術,応用例について紹介し,東京理科大学におけるデジタルツイン研究の取り組みや教育の取り組みについて紹介します.

    (3)講演2・・・15:25~16:05(40分):(会場)

    「マルチモーダルLLMのリアル空間向け活用の技術とビジネス応用」

    Idein株式会社 代表取締役CEO、
    国立大学法人 東北大学 共創戦略センター特任教授 (客員) 
    中村晃一様

    <概要> 当社は,AIカメラやAIマイク等のAI搭載デバイスを活用したソリューションを手軽に構築し,大規模運用を実現するエッジAIプラットフォームActcastを提供するスタートアップです.本日は2024年6月にリリースした「LLM App for Actcast」について技術やビジネスユースケースについてご紹介をします.マルチモーダルLLMとエッジAIを組み合わせて様々な現場からの情報収集を劇的に手軽かつ高度化する事ができます.

    ・休憩・・・16:05~16:15(10分)

    (4)講演3・・・16:15~16:55(40分):(会場)

    「スマートフォレストリー:林業DXを目指したメカトロニクス技術」

    東京電機大学 未来科学部 ロボット・メカトロニクス学科 
    教授 岩瀬将美先生

    <概要> 日本国土の7割を占める森林には,資源としての価値だけでなく環境機能という側面も有している.森林の価値や機能を高め,発揮するには適切な手入れが必要であり,その担い手は林業である.急な変革が難しい林業にも効率化や自動化は急務であり,これに資するスマート林業と呼ばれるDX化に向けた本プロジェクトの取り組みについて紹介する.林業のスマート化の難しさや,それを打開するためのメカトロニクス開発について述べる.

    (5)講演4・・・17:00~17:40(40分):(会場)

    「経産省情報処理推進機構(IPA)未踏採択
    双方向型ビジュアル量子教材の開発」

    東京工業大学理学院物理学系 学生 鈴木泰雅さん
    東京工業大学理学院物理学系 学生 青木幸一さん
    ・コーディネータ 東京高専名誉教授、
    NPO法人M2M・IoT研究会理事
     市村 洋

    <概要> 量子コンピュータ(QC)技術は近年著しく発展し,産業応用も盛んに検討されている.QC黎明期の現在,ハード的制約を考慮したソフト作成技術が必要になる一方で,ハードに関する教育資源は大きく不足している.我々はこの課題を解決するため,頭記課題を未踏に提案し,採択された.本講演では採択された課題内容を一部抜粋し,物理と情報を橋渡しすることを目指した双方向型ビジュアル量子教材を用いて量子操作技術について基礎的な紹介を行う.

    ・講演会閉会の挨拶 ・・・17:40~17:45:(会場)

    NPO法人M2M・IoT研究会副理事長,サイバー大学名誉教授 清尾克彦

    ・交流会・・・18:00~19:30:(交流会会場)

    (1.2(2024/8/19)版)

    以上

    第21回専門部会セミナー(2024/10/23)参加申し込み

    2024/10/23(水)に開催される第21回 専門部会セミナーに参加を希望される方は、こちらのフォームからお申込みください。[終了 ”セミナー参加申し込みフォーム2024/10/23″]
    第21回専門部会セミナー(2024/10/23)の詳細プログラムは、こちらをご覧ください。
    参加を申し込んでいただいた方には、メールにて申込み内容の確認と参加票をお送りしますので、参加票を印刷の上、当日持参をお願いします。遠隔から参加の方は、メールに記載のzoomミーティングアドレスにてご参加をお願いします。
    メールにてお申込みの方は、このページの最後をご覧ください。
    参加申込み後に参加取り消しをされる場合は、[お問合せ]ページ 、または、メールアドレスcontact@m2msg.org 宛に連絡をお願いします。

    <メールによる参加申込み方法>
    このフォームを利用して参加申し込みができない場合は、M2M・IoT研究会事務局宛にメール(contact@m2msg.org )にて参加申し込みをお願いします。

    メールには、下記の内容をご記入ください。

    1.参加申し込みメール送付先 (M2M・IoT研究会事務局):
    contact@m2msg.org
    2.メール件名:
    「M2M・IoT研究会 第21回専門部会セミナー(2024/10/23)参加申込み」

    3.本文:
    ・所属:(任意)
    ・氏名:(必須)
    ・メールアドレス:(必須)
    ・参加区分:(必須)⇒(注1)
    ・参加方法:(必須) (会場参加orリモート参加)
    ・交流会参加の有無:(参加する/参加しない)
    ・紹介者/同行者:⇒(注2)
    ・連絡事項:(任意)

    (注1)会員、賛助会員、非会員、学生から選択してください
    (注2)非会員、学生の方で、本講演会の紹介者/同行者がおられましたら、その方の氏名をご記入ください

    第19回 関西部会講演会 (2023/12/12) 終了の挨拶/会員限定コンテンツの公開のお知らせ

    第19回関西部会講演会は、2023年12月12日(火)に、AP大阪茶屋町 Gルームを講演会場として、Teamsによる遠隔視聴を併用したハイブリッド形式で開催させて頂き、多くの方にご参加を頂き、盛況に開催でき無事終了致しました。心より御礼申し上げます。

    今回は、ロボットの実用化に向けた研究内容や自動運転の実現状況、また、自動車センサの現状と今後など幅広い内容について、最新の研究、開発動向を、大学で研究をされておられる先生と企業でビジネス展開されておられる方にご講演をして頂きました。

    最初に講演1として、
    中京大学 大学院 工学研究科 教授 工学研究科長 ヒューマン・ロボティクス研究センター長 橋本 学 様に【ロボット実用化に向けた画像認識・AI研究の最新事例と展望】のテーマでご講演をして頂きました。
    最初に画像認識技術について、対象物を正しく、高精度で、短時間で検出したいという基本目的の実現のために、ロバスト性(照明変動、遮蔽、変形、見えの変化、類似物の混在など)や計算リソース(GPUレス、事前学習不要、組込みCPU等々)の多種多様な現場の要求や制約課題を解決するための画素選択方法に関する機械学習も活用した研究内容をシミュレーション画像も交えてご紹介頂き、その成果をロボットに適用していくためのロボットタスク(把持して置くや把持して操作する)に必要な3つの基本課題(どこにある?(位置と姿勢を知る)、なにがある?(モノの名前を知る)、どう動く?(動作を作る))を解決するための研究内容についてもご紹介して頂いた。次に自律ロボットの実現を目指して “機能” を利用した動作を生成する研究内容について、「お茶をたてる」という動作に関して、ロボットではその目的を実現するための動作を機能から動作に生成していく必要があり、その研究内容やロボット自らが自らの動作に自動生成していく研究内容についてもご紹介して頂いた。また最近話題のGPTを活用した人の言葉を音声認識し、ロボットの動作に展開・生成していく研究について、最後に産官学連携についてもご紹介頂き、幅広い内容をご講演して頂きました。

    次に講演2として、
    ソニーグループ株式会社 事業開発部門 SCプロジェクト チーフビジネスプロデューサー 江里口 真朗 様に【自動運転が実現した後の世界を考える】のテーマでご講演をして頂きました。
    最初にソニーグループのご紹介をして頂き、大変革期を迎えているモビリティーへの貢献実現にむけて、ソニーグループが「スマホに乗るのだ」をコンセプトにして、ヤマハとヤマハのゴルフカート(G30Es Li)をベース車にして共同開発されたSC-1についてご紹介頂いた。SC-1は、超高感度ナイトビジョンのステレオカメラや4Kディスプレイ、顔/人物認識用カメラ、5G/LTE/Wifi機能などを装備し、360度全ての方向にフォーカスが合わされた映像を車内のディスプレイに映し出し、車両周囲の環境を一度に把握でき、ソニーが開発した融合現実感(Mixed Reality)技術により、乗員がディスプレイで見られる周囲の環境を捉えた映像に様々なCGを重畳することで、これまでの自動車やカートでは景色を見るだけであった車窓がエンタテインメント空間となり、移動自体をより楽しめる。また、コンテンツ配信サーバーを接続して、顔、人物の特徴等で、その人物の属性を識別して、その人に合ったコンテンツを推奨して配信でき、サイネージシステムにより周りにニュースや広告を表示できるというまさにエンタテインメント車を実現されておられる内容をご紹介して頂いた。SC-1は、沖縄で運用中であり、上野恩賜公園では走行イベントを実施されている。関西圏での展開も検討中で、SC-1におけるコラボレーションもお声掛け頂き、幅広い内容をご講演して頂きました。

    次に講演3として、
    株式会社ミライズテクノロジーズ センサ開発部 部長 和戸 弘幸 様に【自動車用センサの進化と今後の動向】のテーマでご講演をして頂きました。
    最初に株式会社ミライズテクノロジーズのご紹介をして頂き、自動車の電子化に伴い飛躍的に増加している車載用半導体の歴史や車載用半導体に要求される耐環境性(耐熱性、耐湿性、耐振性)や自己診断機能、搭載性、低コストであることなどを、また車に100個以上が搭載されている車載用半導体センサについては、代表的な圧力センサ、加速度センサ、磁気センサの個々のキー技術や仕組みなどを紹介頂いた。次に、今後の車載半導体センサの開発方向性として、単純な物理量検出だけでなく、バッテリ劣化や寿命を計測するセンサ、路面状態を検知できるタイヤマウントセンサ、ドライバ状態を監視するヒトセンシングなどのセンサが期待されていることや、交通事故低減への安全システムのセンシング技術や、高度運転支援用の周辺監視センサについては、ドライバがいつも正常な運転状態を保てるように、危険を認知しやすくし、事故が避けられない場合には介入制御するためのミリ波レーダ、ライダー、カメラ、超音波センサの情報安全系の4センサについて、ご紹介を頂いた。最後に自動運転用センサの取り組みについて、高度運転支援/自動運転開発の全体像や自動運転に必要なセンシング技術の課題やその解決に向けての取組み内容など、幅広い内容をご講演して頂きました。

    また、最初に関西部会長の西村から講演会開催の挨拶をさせて頂き、最後に関西部会の清水幹事から講演会閉会の挨拶にて締めくくり、盛大に開催を終えることができました。

    講演会後に開催しました交流会では、江里口様は急用でご参加頂けませんでしたが、橋本様、和戸様にご参加頂き、ご講演者の方々とのお話や、参加された皆さん相互でのお話が進み、楽しく有意義な情報交換・交流の場として開催することができました。

    講演会、交流会の開催に際しましては多くの方々のご協力を得て開催させて頂くことができました。真に有難うございました。深く御礼申し上げます。
    引き続きM2M/IoTに関する最新事例・技術研究を進めて応用ビジネスの発掘・展開に繋がり、関西地区の活性化に少しでも貢献できるように活動を進めさせて頂きますので、ご協力・ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

    講演会の写真はこちらをご覧ください

     

    <会員様向け>
     なお、会員限定コンテンツとして、本講演会の講演資料については、許可をいただいた範囲内で、M2M・IoT研究会のホームページにアップロードし、会員の皆様に公開いたしましたので活用ください。
    会員の方は、右サイドの会員専用からログインして、会員限定ページから閲覧/ダウンロードしてください。
    ユーザIDとパスワードは、会員の皆様に別途メールでご案内している通りです。ユーザIDとパスワードが不明の会員の方は事務局までお問い合わせください。
    コンテンツの再配布はご遠慮ください。また、内容を利用される場合は、著作権にご注意ください。

    2023年12月25日 NPO法人 M2M・IoT研究会 関西部会長 西村 雄二

    第19回関西部会講演会(2023/12/12)参加申し込み

    2023/12/12(火)に開催される第19回関西部会講演会に参加を希望される方は、こちらのフォームからお申込みください。


      所属(任意):

      参加していただける方の所属を記入してください。
      賛助会員(団体)の方は、必ず所属を記入してください。


      氏名(必須):

      参加していただける方の氏名を記入してください。


      メールアドレス(必須):

      連絡先のメールアドレスを記入してください。
      非会員・学生の方につきましては、改めて事務局から確認の連絡をさせていただく場合があります。


      参加区分(必須):

      参加いただける方の区分(会員、賛助会員(団体)、非会員、学生)を選択してください。参加区分によらず無料としています。


      参加方法(必須):
      会場にて参加リモート参加
      会場にて参加、またはリモート参加のどちらかにチェックしてください。
      ソーシャルディスタンス確保のため会場参加は先着40名としています。


      交流会(必須):
      参加する参加しない
      交流会に参加いただける場合は、「参加する」にチェックしてください。交流会への参加費は5,000円です。


      紹介者(任意):

      非会員、学生の方で、紹介者がおられましたら、その方の氏名を記入してください。


      連絡事項(任意):

      事務局宛に連絡、質問、要望等がございましたら記入してください。





      上記フォームに入力後に申込みボタンをクリックしてください



      第19回関西部会講演会(2023/12/12)の詳細プログラムは、こちらをご覧ください。
      参加を申し込んでいただいた方には、メールにて申込み内容の確認と参加票をお送りしますので、参加票を印刷の上、当日持参をお願いします。遠隔から参加の方には、別途ミーティングアドレス(URL)を開催前1週間くらいに弊事務局からご連絡予定です。
      メールにてお申込みの方は、このページの最後をご覧ください。
      参加申込み後に参加取り消しをされる場合は、[お問合せ]ページ 、または、メールアドレスcontact@m2msg.org 宛に連絡をお願いします。

      <メールによる参加申込み方法>
      このフォームを利用して参加申し込みができない場合は、M2M・IoT研究会事務局宛にメール(contact@m2msg.org )にて参加申し込みをお願いします。

      メールには、下記の内容をご記入ください。

      1.参加申し込みメール送付先 (M2M・IoT研究会事務局):
      contact@m2msg.org
      2.メール件名:
      「第19回関西部会講演会(2023/12/12)参加申込み」

      3.本文:
      ・所属:(任意)
      ・氏名:(必須)
      ・メールアドレス:(必須)
      ・参加区分:(必須)⇒(注1)
      ・参加方法:(必須) (会場参加orリモート参加)
      ・交流会:(必須)(参加の有無)
      ・紹介者/同行者:⇒(注2)
      ・連絡事項:(任意)

      (注1)会員、賛助会員、非会員、学生から選択してください
      (注2)非会員、学生の方で、本講演会の紹介者/同行者がおられましたら、その方の氏名をご記入ください。

      【終了]第19回 関西部会講演会(2023/12/12) のご案内

      NPO法人M2M・IoT研究会 関西部会が今年の6月に続き、第19回関西部会講演会をSocial distanceを確保した講演会場と遠隔視聴を併用したハイブリッド形式で開催させて頂きます。
      今回は、ロボットの実用化に向けた研究内容や自動運転の実現状況、また、自動車センサの現状と今後など幅広い内容について、最新の研究、開発動向を、大学で研究をされておられる先生と企業でビジネス展開されておられる方にご講演をして頂きます。ご案内をさせて頂きますとともに、皆様のご参加をお待ちしております。

                                 印刷用

      申込みページ

      NPO法人 M2M・IoT研究会 関西部会

      1.開催案内

       1) 日時 2023年12月12日(火)13:30~17:00(受付開始13:00)

       2) 会場 AP大阪茶屋町 Gルーム

      URL: https://www.tc-forum.co.jp/ap-umedachayamachi/access/
      住所: 大阪府大阪市北区茶屋町1−27 ABC-MART梅田ビル 8F
      Social distance配置の会場とTeamsによる遠隔参加
      当日の連絡先: 06-6227-4002(関西部会事務局)

       3) 参加費    M2M・IoT研究会会員無料,非会員無料,学生無料
              尚、交流会参加費は5,000円です。
               (当日も会員加入の手続きもさせて頂いております)

       4) 参加 会場参加と遠隔参加ともに事前の申し込みが必要です。
         下記のページからお申込みください。
          ⇒ 

      ・会場参加者:先着40名様(聴講+質疑応答)
      ・会場参加者はできる限りマスク着用でご来場ください。
      発熱や体調不良の方のご来場はご遠慮ください。

       5) 主催 NPO法人 M2M・IoT研究会 関西部会

      2.プログラム

      Ⅰ.開会挨拶 ・・・13:30~13:35

      NPO法人M2M・IoT研究会 関西部会 部会長 西村 雄二

      Ⅱ.講演-1 ・・・ 13:35~14:35
      題目 【ロボット実用化に向けた画像認識・AI研究の最新事例と展望】

      中京大学 大学院 工学研究科 教授 工学研究科長
      ヒューマン・ロボティクス研究センター長 橋本 学 様

      概要: 近年のAI技術の急速な発展に支えられ、画像認識やロボット応用に関する研究が爆発的に加速している。本講演では、AIの重要分野である画像認識技術とロボット応用について、基礎および実用化のための応用技術、さらに、新ビジネス創出に向けた次世代ロボット関連研究を紹介する。併せて、産学両面から連携プロジェクトを経験してきた立場から、産学連携に関する雑感も紹介する。

      (休憩 ・・・ 10分) ・・・ 14:35~14:45

      Ⅲ.講演-2 ・・・ 14:45~15:45
      題目 【自動運転が実現した後の世界を考える】

      ソニーグループ株式会社 事業開発プラットフォーム
      SCプロジェクト チーフビジネスプロデューサー 江里口 真朗 様

      概要: 100年に1度の大変革期を迎えているモビリティーへの貢献実現にむけて、自動車メーカーではないソニーグループが、何ができるのか? Sociable Cart SC-1の活動を通じて、自動運転実現の世界への理解と業界を超えた協業について紹介する。

      (休憩 ・・・ 10分) ・・・ 15:45~15:55

      Ⅳ.講演-3 ・・・ 15:55~16:55
      題目 【自動車用センサの進化と今後の動向】


      株式会社ミライズテクノロジーズ センサ開発部 部長 和戸 弘幸 様

      概要: 車の電子化は、内燃機関の燃焼制御や事故予防のための車両制御のために、MEMSセンサやECUの搭載が飛躍的に進んできた。さらに現在は、高度運転支援/自動運転に向けた技術開発が盛んに行われており、車載センサの需要は今後も増加が予測されている。本講演では、MEMSセンサや車載センサに関する事例や方向性を紹介する。

      Ⅴ.終了挨拶  ・・・ 16:55~17:00

      NPO法人 M2M・IoT研究会 関西部会 幹事会 幹事 清水 誠
      (株式会社テクノスフィア 営業企画部 本部長)

      交流会 ・・・ 17:15~19:00

      引き続き、しばらく開催出来ていませんでしたご講演者と参加者との交流会につき、今回から講演会近くの場所で会費制にて交流会を行います。会場は、AP大阪茶屋町 Fルーム。
      ご講演者と参加者との交流の場ですので、多数の方のご参加をお願い致します。

      なお、プログラムについては、状況に応じて変更させて頂く場合がありますので、ご了承の程、よろしくお願い致します。

      以上

      第20回専門部会セミナー終了のご挨拶/会員限定コンテンツの公開のお知らせ

      2023年10月11日(水)
      藤沢商工会館ミナパーク会場+Zoom遠隔にて開催

       今年のセミナーも、藤沢商工会館ミナパーク会場とZoomによる遠隔開催となりましたが、大勢の方々にご参加いただき無事終了することができました。また、4年ぶりの開催になりました交流会も盛会のうちに終えることができました。心より御礼を申し上げます。なお、途中でネットワーク不具合がありご不便をおかけして申し訳ありませんでした。

      今回のセミナーでは、「DX/GX時代の重要課題であるデジタルツイン,ZEB,人材育成の最新動向と応用事例」というタイトルのもとに、それぞれの分野で活躍されている講演者の方々にご講演をしていただきました.

      ご講演に先立ちまして、東京電機大学名誉教授でNPO法人M2M・IoT研究会の小泉寿男理事長より、ご挨拶と2023年度のM2M・IoT研究会の活動成果と今後の目標について報告させていただきました。

      最初の基調講演として、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 特任教授、芝浦工業大学名誉教授/前副学長の井上雅裕先生より、「DX・GX人材育成のキーとして世界で導入が加速するマイクロクレデンシャルと教育DXのエコシステム」と題して、特定の領域を比較的短期間で学び,その学修成果を証明するマイクロクレデンシャルの国内外の最新動向とデジタル変革によるこれからの教育のエコシステムを展望していただきました。

      二つ目の講演として、株式会社竹中工務店情報エンジニアリング本部情報エンジニアリング1グループ・シニアチーフエンジニアの粕谷貴司様より、「建物のデジタルツインを実現するビルOSとその取り組み」と題して、建物アセットをモデリングし,デジタルツインを構成することで,より柔軟なビル制御を可能にするビルOSとして.竹中工務店で開発したビルコミとそれを適用した応用事例について紹介していただきました。

      15分の休憩を挟んで、三つ目の講演として、三菱電機株式会社情報技術総合研究所監視メディアシステム技術部長の金子洋介様より、「省エネ性と快適性・健康性を高次元で両立した三菱電機ZEB関連技術実証棟「SUSTIE」」と題して、情報技術総合研究所に建設されたZEBであるSUSTIE(サスティエ)ついて、建築技術と高効率設備を融合したZEB設計手法や,ビル運用を省力化するビル・デジタルツインを活用したシミュレーション技術など,省エネ性と快適性・健康性の両立を実現した技術について紹介していただきました。

      最後の講演として、サイバー大学教授でNPO法人M2M・IoT研究会の大江信宏理事より、「企業のAI人材育成のためのオンライン実習型AI教育法の実践事例」と題して、3段階で基礎から応用までをプロトタイプ・プログラムを実行しながら学び、オンライン・ライブ講義(同期)→ビデオで復習しながら宿題実施(非同期)→宿題発表・講師コメントと解説(同期)というブレンド型形態を特徴とするAI教育法の概要と実践例における受講者からのアンケートや発表などでの反応、および今後の計画についてご紹介していただきました。

      それぞれのご講演とも大変興味深い内容で、時間の制約がありましたが意見交換を活発に行うことが出来ました。

      今回はコロナ禍が落ち着いてきたこともあり、4年ぶりに再開した交流会では密接な情報交換の場を提供することができました。
      今後とも、より充実した専門部会セミナーとなるよう取り組んでまいりますので、引き続き,皆様のご支援のほど宜しくお願いいたします。

      <会員様向け>
       なお、会員限定コンテンツとして、本セミナーの講演資料については、許可をいただいた範囲内で、M2M・IoT研究会のホームページにアップロードし、会員の皆様に公開いたしましたので活用ください。
      会員の方は、右サイドの会員専用からログインして、会員限定ページから閲覧/ダウンロードしてください。
      ユーザIDとパスワードは、会員の皆様に別途メールでご案内している通りです。ユーザIDとパスワードが不明の会員の方は事務局までお問い合わせください。
      コンテンツの再配布はご遠慮ください。また、内容を利用される場合は、著作権にご注意ください。

      セミナーの写真はこちらをご覧ください

      NPO法人M2M・IoT研究会副理事長、技術専門部会長、
      サイバー大学名誉教授 清尾克彦