研究発表会その3 ポスターセッション
各ブースにて発表①~⑧のプレゼン,デモ,意見交換を行います。
①独立型太陽光発電システムの蓄電部改善に関する基礎検討―実環境下におけるEDLCと二次電池の特性比較―
サレジオ工業高等専門学校専攻科
生産システム工学専攻1年米盛弘信研究室 佐藤雅史
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概要:近年,環境問題への関心が高まり,自然エネルギを利用した発電設備が注目されている。中でも独立型太陽光発電(PV)システムは,発電電力を二次電池へ充電して夜間等に使用できる。しかし,独立型PV システムに用いる二次電池は,充放電サイクルの増加に伴い,性能低下等の問題がある。そこで本研究では,充放電サイクルが増加しても劣化が少ない電気二重層コンデンサ(EDLC)を用いて二次電池の負担を軽減できる充電システムを構築することが最終目的である。 本発表では,独立型PVシステムを用いて実環境下で二次電池とEDLCの充放電特性を測定し,両者が等価交換可能なことを示す。そして,二次電池の負担を軽減できる充電システムの提案を行う。
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②上体の傾き表現によるロボット移動制御システムの開発―社会実装インターンに向けたロボットシステムの開発―
東京工業高等専門学校専攻科
電気電子工学専攻1年 青木宏之研究室 才記駿平
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概要:本研究は,Kinectセンサーと二輪台車型プログラミング学習用ロボットのビュートローバー,及びRT(Robot Technology)ミドルウェアを用い,「楽しみながら運動ができるエンターテインメントシステムの開発」として社会実装インターンに向けたサービスメカトロの提案及び開発を行うものである。本システムは,Kinectセンサーのユーザートラッキング技術を用いて使用者の動きを読み取り,その動きに応じてビュートローバーを操作するものである。Kinectセンサーを用いて使用者の上体の傾きを検出し,その傾きの方向と大きさをロボットの進行方向と速度として制御を行う。本システムはRTミドルウェアを利用して各デバイスの接続,制御を行う。
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③簡易脳波計によるα波とβ波を用いた学習状態と思考状態の比較分析の試み
湘南工科大学大学院工学研究科
電気情報工学専攻修士2年吉田幸二研究室 坂本佑太
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概要: 本研究は,簡易脳波計を用いて学習状態と脳波データの相関関係を実験により比較分析した。実験では被験者の学習時の各フェーズにおける思考状態の変化や音楽鑑賞時などの脳波データを取得し,そのデータからα波とβ波の標準偏差,各周波数成分のスペクトル量およびα波とβ波のバランスを被験者の心的状態と比較し考察した。この結果,難易度の異なる課題を被験者に与えた場合,難しくなる課題ほど精神的負荷が大きくなりβ波が優勢に出現しているのが見られた。反対に,音楽鑑賞時や易しい課題においてはα波が優勢になりリラックス状態である等の知見を得た。
・パネルプレゼンテーション(模造紙)
・デモストレーション(実験装置等)
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④組合せ電源供給方式による二次電池充電に関する検討
サレジオ工業高等専門学校専攻科
生産システム工学専攻1年吉野純一研究室 幸野奨
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概要:災害時における安否確認の前段としてアクティブRFIDタグを使用することを考えている。先行研究より温度差発電と太陽光発電を使用した組合せ電源供給方式は,RFIDタグ駆動に有効である。しかし,太陽光発電と温度差発電は,気象要件により必ずしもRFIDタグ駆動に必要な発電量を確保できない可能性がある。気象要件の影響を受けにくい発電方式としては,体の動きによって発電することができる歩行発電が考えられる。本稿では,温度差発電,太陽光発電,歩行発電の3種類の環境発電の組合せによる2次電池充電に関する検討を計った。
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⑤強化学習ロボットとの対戦型ゲームを通じた介護予防
東京工業高等専門学校専攻科
機械情報システム工学専攻1年 鈴木雅人・北越大輔研究室
岡野卓矢
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概要:近年,“超高齢化社会”を迎えた日本において,介護分野を対象としたロボットの開発・運用が盛んに行われている。ロボットを介護分野で利用する場合には,ユーザー(例えば,高齢者)の持つロボットに対する違和感・嫌悪感を取り除く必要がある。本研究では,人間にロボット(エージェント)に対する親近感を抱かせることを目的としたHuman-Agen Interactionの枠組みを利用した介護予防システムを提案する。提案システムでは,強化学習の枠組みを導入したロボットとの「だるまさんがころんだ」ゲームを通じて,自然なエクササイズを提供し,ユーザーの健康増進・介護予防を図る。
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⑥高齢者を対象としたコミュニケーションロボットの活用提案と実施
創価大学人間学部人間学科社会学専修3年
前創価女子短期大学現代ビジネス学科
亀田多江研究室 小笠原友里
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概要:本格的な高齢社会に直面している現在,高齢者支援の需要が高まっている。本研究室では,高齢者支援にロボットを活用する研究を行ってきており,福祉施設への訪問を重ねながら,現場ニーズを基に提案し,高齢者の反応を確認しながら改良を行ってきている。本研究では,福祉施設現場でのアドバイスを基に“売り声クイズ”と“ロボットの着せ替え”をコミュニケーションロボットに実装した。実際に福祉施設数件に訪問し,レクリエーションを担当して実施評価を行った。更に,独居高齢者を対象とした薬箱のセンサーとコミュニケーションロボットによる服薬サポートの提案を行う。
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⑦家電製品を用いたライフログの取得とその応用
岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科
修士2011年度修了澤本潤研究室 上杉裕也
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概要:近年,情報技術の進歩によりライフログという概念が広く認知されつつある。これらのライフログは,個人の行動を振り返る為などに利用される。例えば現行のシステムとしては生活リズム見守りネットなどが挙げられる。これは,高齢者の家の配電盤や扉などにセンサを設置する事により,電気の利用やドアの開閉といったような情報を取得し,見守りの役割を果たすシステムである。これらのシステムは,家庭に多くのセンサを設置する必要がある。センサを取り付ける為には多くの初期投資が必要となり,利用者の負担が大きい。またセンサを設置するという事自体に心理的抵抗も大きい事もあり,導入に手間がかかり敬遠されがちである。この様な情報取得の問題点を解決する為,我々はAndroid 家電を用い,家電製品に元々備え付けられているセンサのみで情報を取得する方法を提案する。これらを用いて普段の生活を推定し,その生活リズムに健康上のアドバイスを付与したものを携帯電話へと送信するシステムを構築し評価を行った。
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⑧バイタルサイン哀情報による自己管理型モデルの提案
東海大学大学院工学研究科
修士2年野地保研究室 石川希人
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概要:患者の状態を外部からだけでなく,内面から把握する一手段として,我々は生体情報(バイタルサイン)から抽出する健康管理情報と哀情報を活用することを研究している。現在,一部商品化されているM2M応用システムは存在するが,患者の感情情報まで入り込んだ支援システムは存在していない。特に,大震災や在宅診療,インフォームドコンセントでは,患者情報も含めた診療情報の保全性が課題であり,情報共有の一解決策として,自己管理が求められる傾向にある。患者自身が自らの情報を管理し,自分の気持ち(哀情報)をより鮮明に伝達するモデリングについて提案する。
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