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M2Mプロトタイプシステム構築法
ドキュメント・ソースコード公開について(第2弾)

M2Mプロトタイプシステム構築法第1版(教育編・システム編)の詳細仕様書・構築手順書およびソースコード例 につきまして、2014年9月27日にM2M研究会会員の皆様に公開(別途申込が必要)させていただき、既に会員の方に ご利用いただいております。

その後のM2Mプロトタイプシステム構築法の開発状況について、2015年4月18日に開催された 第10回専門部会セミナーでご紹介させていただきましたが、教育編の「非IT理工系」コンテンツと「IT理工系」コンテンツの準備が整いましたので、公開いたします。ぜひ、ご活用いただき、これをベースにした応用例をご紹介いただきたくよろしくお願いいたします。

M2M研究会会員の方で、M2Mプロトタイプシステム構築法(教育編・システム編)のドキュメントおよびソースコード例をご希望の方は、下記のページよりお申込みください。

https://www.m2msg.org/?p=2942 

※ 既に申し込み済み方は、連絡させていただいているユーザID・パスワードでログインしていただくことで、ご利用いただくことができます(M2M研究会会員のユーザID、パスワードとは異なりますので、ご注意ください)。

非会員の方でご希望の方は、M2M研究会への入会手続き後に、上記ページよりお申込みください。入会申し込みは、下記のページからお願いします。

https://www.m2msg.org/?page_id=30

 

会員限定コンテンツ(第10回専門部会セミナー資料)の公開について

会員限定コンテンツとして、2015年4月18日に開催された第10回専門部会セミナーの講演資料を公開しました。

会員の方は、右欄のメニューからログオンして、会員限定ページから閲覧/ダウンロードしてください。

ユーザIDとパスワードは、会員の皆様に別途メールでご案内している通りです。
ユーザIDとパスワードが不明の方は事務局にお問い合わせください。
コンテンツの再配布はご遠慮ください。また、内容を利用される場合は、著作権にご注意ください。

今回の公開コンテンツ(講演資料)は、下記の通りです。

(1) 特別講演
「サイバー空間の動向とセキュリティ対策の最新状況」
東京電機大学教授 サイバーセキュリティ研究所長
(内閣官房サイバーセキュリティ補佐官)
未来科学部 情報メディア学科 情報セキュリティ研究室
工学博士 佐々木良一先生

(2) 来賓挨拶
公益社団法人 日本工学教育教会剣持 庸一 先生

(3) 専門部会活動報告
「M2Mシステム構築法の提唱とプロトタイピング」
M2M研究会教育専門部会部会長補佐 大江 信宏

(4) 学生研究発表会
「学生研究発表予稿集」

【終了】 2015年6月12日(金)/第2回 関西部会講演会

第2回 関西部会講演会のご案内

1. 開催案内

1) 日時

2015年6月12日(金)13:30~17:25(受付開始13:00)
交流会 17:30~18:30

2) 会場

学校法人 常翔学園 大阪センター 302教室
URL: http://www.josho.ac.jp/facility/osakacenter.html
住所: 大阪市北区梅田 3-4-5 毎日インテシオ 3F
(毎日インテシオは毎日新聞ビル1Fとつながっています)
交流会会場:講演会場近くの場所です。
当日の連絡先: 06-6227-4002(関西部会事務局)

3) 参加費

会員・賛助会員:1,000円、 非会員:2,000円、学生無料
尚、交流会参加費は3,000円です。
(当日も会員加入の手続きもさせて頂いております)

4) 参加

下記のページからお申込みください。
(メールでの参加申込み方法についても記載しております)
https://www.m2msg.org/?p=3450

5) 主催

NPO法人 M2M研究会 関西部会

2. プログラム

Ⅰ.M2M研究会副理事長挨拶・・・ 13:30~13:40

M2M 研究会 副理事長 飯田 秀正
(バレイキャンパスジャパン代表取締役社長
兼 Valley Campus Inc., President & CEO)

Ⅱ.ご来賓挨拶 ・・・ 13:40~13:50

元気なら組み込みシステム技術者の養成(GENET) 
土井 滋貴 様
(奈良工業高等専門学校 准教授 電気工学科)

Ⅲ.M2M研究会関西部会長挨拶 ・・・ 13:50~14:05

M2M研究会関西部会部会長 西村 雄二

Ⅳ.講演-1 ・・・ 14:05~15:15

題目 「M2M技術の最新動向とM2M研究会が推進している
M2Mプロトタイプ構築について

M2M研究会 理事 清尾 克彦 (サイバー大学 教授)

<講演概要> M2Mシステムは、センサを含む機器同士または機器とクラウド上のサーバをネットワーク経由で接続し、様々なサービスを提供する。最近ではIoT(Internet of Things)という言葉がM2Mを包含する形で社会の変革を促すものとして注目されている。本講演ではM2M/IoTを実現するために必要となる、センサ/アクチュエータを含めた組込みシステム技術、ワイヤレスセンサネットワークなどのネットワーク技術、サービスを提供するクラウド技術について、オープンカルチャーの視点から最近の動向について紹介する。また、M2M/IoTシステムの普及を図るには、多くの技術を組み合わせて、容易に実現できるオープンなプラットフォームが必要である。M2M研究会で推進しているオープンなM2Mプラットフォーム(M2Mプロトタイプ構築)の取り組みについても紹介する。

(休憩 ・・・ 15分間)

Ⅴ.基調講演 ・・・ 15:30~16:30

題目 「最近の無線ネットワーキング技術とM2M/IoTへの期待
大阪大学 大学院 情報科学研究科 情報ネットワーク学専攻 教授
渡辺 尚 先生

<講演概要> 近年、大容量高速無線通信ネットワーク技術、小型デバイス技術の進展を背景として、「モノのインターネット」(IoT:Internet of Things)や、M2M(Machine to Machine)が、医療、農業、漁業、工業等における種々の新たなサービスを実現しうるものとして期待されている。このようなサービスを効果的に実現するためには、非常に多くの無線端末が密集するいわゆる超多数無線端末状態における無線ネットワーキング技術が重要な鍵となる。本講演では、超多端末時代に耐えうる無線ネットワーキング技術の最新動向として、逐次干渉除去に基づいた無線全二重やスーパーポジション符号化方式、センサーネットワークルーティング技術等について議論し、それらの効果と将来像を探る。

Ⅵ.講演-2 ・・・ 16:30~16:50

題目 「M2M/IOT ビジネスの実ビジネス化に向けて
NPO 法人 M2M 研究会 副理事長 飯田 秀正
(バレイキャンパスジャパン代表取締役社長
兼 Valley Campus Inc., President & CEO)

<講演概要>  M2M 事業を展開していくための企画・実践には、国内市場だけでなく、グローバルな視点と発想力が重要である。またあわせて SPEEDY なプロトタイプ開発と共に量産体制の構築が必須である。STEP としては顧客要望を解決するグローバルな発想に基づいた知恵→実証 TEST に耐えうる試作開発→実証 TEST→量産体制の構築→実ビジネスの手順となろう。上記を俯瞰し、これを克服する VCJ 社の提供する実ビジネス化へ向けての製品群の紹介と取組について述べる。

Ⅶ.関西部会新規参加企業紹介 ・・・ 16:50~17:20

・アステック株式会社 技術開発部 課長 森 辰徳
・株式会社ブライトシステム 事業企画部 部長 岡本 勝規

Ⅷ.講演会終了の挨拶 ・・・ 17:20~17:25

NPO法人 M2M研究会関西部会副部会長 山崎 貞彦
(日本マイクロシステムズ株式会社 代表取締役社長)

交流会 ・・・ 17:30~18:30
(講演会場に近い場所です)

引き続き、講演会近くの場所で交流会/懇親会を行います。ご講演者、会員紹介の関係者、および参加者との交流の場ですので、多数の方のご参加をお願い致します。

[イベント開催案内] 第2回関西部会講演会
2015年06月12日(金)

2015年06月12日(金) 13:30~17:10 に、大阪市の学校法人 常翔学園 大阪センターにおいて、第2回関西部会講演会を開催します。

セミナー参加費は、M2M研究会会員および賛助会員の方は1,000円、
非会員の方は2,000円、学生の方は無料です。

講演会の後、講演者との交流会(参加費:3,000円)も予定しております。

<講演題目/講演者>

  • 基調講演
    「最近の無線ネットワーキング技術とM2M/IoTへの期待」
    大阪大学 大学院 情報科学研究科 情報ネットワーク学専攻 教授
    渡辺 尚 先生
  • 講演-1
    「M2M技術の最新動向とM2M研究会が推進している
    M2Mプロトタイプ構築について」
    M2M研究会 理事 清尾 克彦 (サイバー大学 教授)
  • 講演-2
    「M2M/IOT ビジネスの実ビジネス化に向けて」
    NPO 法人 M2M 研究会 副理事長 飯田 秀正
    (バレイキャンパスジャパン代表取締役社長
    兼 Valley Campus Inc., President & CEO)

皆様の参加をお待ちしております。

第2回関西部会講演会 参加申込み

2015/6/12(金)に開催される第2回j関西部会講演会に参加を希望される方は、こちらのフォームからお申込みください。

  • 関西部会講演会の詳細プログラムは、[こちら]をご覧ください。
  • 参加を申し込んでいただいた方には、メールにて申込み内容の確認と参加票をお送りしますので、参加票を印刷の上、当日持参をお願いします。
  • メールにてお申込みの方は、このページの最後をご覧ください。
  • 参加申込み後に参加取り消しをされる場合は、[お問合せ]ページ 、または、メールアドレスcontact{a}m2msg.org 宛に連絡をお願いします。({a}の部分を@に変更ください)

*** セミナー参加申し込みは終了しました ***

<メールによる参加申込み方法>
このフォームを利用して参加申し込みができない場合は、M2M研究会事務局宛にメール(contact{a}m2msg.org )にて参加申し込みをお願いします。({a}の部分を@に変更ください)

メールには、下記の内容をご記入ください。


  1. 参加申し込みメール送付先 (M2M研究会事務局):
    contact{a}m2msg.org({a}の部分を@に変更ください)
  2. メール件名:
    「M2M研究会第2回関西部会講演会(2015/06/12)参加申し込み」
  3. 本文:
    ・所属:(任意)
    ・氏名:(必須)
    ・メールアドレス:(必須)
    ・参加区分:(必須)⇒(注1)
    ・交流会参加有無:(必須)
    ・紹介者/同行者:⇒(注2)
    ・連絡事項:(任意)

(注1)会員、賛助会員、非会員、学生から選択してください
(注2)非会員、学生の方で、本セミナーの紹介者/同行者がおられましたら、その方の氏名をご記入ください。

第10回専門部会セミナー終了の挨拶(教育専門部会)

第10回専門部会セミナー(教育専門部会 -特別講演とM2M/IoT活用学生実験・応用研究の実践-) は、2015.04.18(土)に、参加者146名(学生69名,社会人77名),学生発表14件・教員発表1件を得て,無事終了いたしました。

今回のセミナの主な特徴は次の通りでした。

  • 講演  エンジニアリング ≠ 工学
    サイバー空間の動向とセキュリティ対策の最新状況(今後はM2M/IoTに波及)
  • 教育専門部会によりM2M/IoTプロトタイピング構築法の開発と実践報告
  • 卒業研究にM2M/IoTに関する実践的課題が多数採用
  • 文系学生の授業演習にM2M/IoTプロトタイピングの実践そしてGood Idea創出報告
  • 関西地区からも発表そして多数の聴講参加

開催校東京電機大学をはじめ,関係各位のご支援に深く感謝致します。有難う御座いました。

なお、会員向けの講演資料および学生発表論文予稿集につきましては、準備が整い次第、ホームページにアップロードさせていただきます。

2015.4.21 M2M研究会教育専門部会長 市村 洋

  M2M研究会教育専門部会 市村洋 部会長の挨拶

  M2M研究会 小泉寿男 理事長の挨拶

  (開催校) 東京電機大学 古田勝久 学長の挨拶

  (来賓) 日本工学教育教会剣持 庸一 先生の挨拶

  (特別講演) 東京電機大学教授 佐々木良一先生

  (専門部会報告) 教育専門部会部会長補佐 大江 信宏

  学生研究発表の様子

  会場全景(参加者146名!)

[IT Leaders] IoT/M2Mサービスを提供するためのPaaS、Sensinicsが提供開始

LINK: [IT Leaders]  

“アプリケーション同士が通信するための仕組みとして「オープンAPI」を提供する。デバイス管理や、安全なデバイスの接続と認証、グローバル冗長されたセンサーデータの蓄積/ストリーム処理といった機能を、システムの一部として組み込める。”

[クラウドWatch] トレジャーデータの「解析」とアットマークテクノの「IoTゲートウェイ」が連携

LINK: [クラウドWatch]

”JBATおよびグループ会社でIT環境のサポートを担当するJBSは、IoTプラットフォームを用いたモニタリングにより、稼働状況のログを可視化し、これまで現場に到着して確認していた情報を訪問前に把握することに成功。将来的には、障害予兆を検知し、製造不良や機器故障が起こる前に対処する「予防保守」の実現をめざしている。”

【終了】2015年4月18日(土)/第10回専門部会セミナー
(教育専門部会)

M2M研究会 第10回専門部会セミナー(教育専門部会)のご案内

-特別講演とM2M/IoT活用学生実験・応用研究の実践-

1.開催案内

1)日 時

2015年4月18日(土) 13:00~18:00(受付開始:12:30)
交流会 18:10~19:10

2)会 場

東京電機大学 東京千住キャンパス
2号館 5階2501教室・2505教室
住所:〒120-8551 東京都足立区旭町5番
最寄駅:北千住駅東口(電大口)から徒歩1分
連絡先: 東京電機大学 未来科学部
ロボット・メカトロニクス学科 汐月哲夫研究室
和久井(わくい),尾本(おもと),中島(なかじま)
TEL: 03-5284-5199 内線2643

3) 参加費

セミナー参加費:M2M研究会会員:1,000円,非会員2,000円
学生無料
交流会参加費:2,000円(学生無料)

4) 参加申し込み

下記のページからお申込みください。

5) 主 催

M2M研究会 教育専門部会
【共賛】ビジネス専門部会・技術専門部会・学術専門部会・
国際専門部会・関西専門部会

2.プログラム

【2号館5階2501教室】

Ⅰ.挨拶

(1) 開会挨拶・・・・・・・・・・13:00~13:05
M2M研究会理事・教育専門部会部会長 市村 洋
M2M研究会理事長 小泉 寿男
(2) 開催校挨拶・・・・・・・・・・13:05~13:15
東京電機大学 学長 古田 勝久先生
(3) 来賓挨拶・・・・・・・・・・13:15~13:30
公益社団法人 日本工学教育教会剣持 庸一 先生

Ⅱ.特別講演

「サイバー空間の動向とセキュリティ対策の最新状況」
      ・・・・・・・・・・13:30~14:30
東京電機大学教授 サイバーセキュリティ研究所長
(内閣官房サイバーセキュリティ補佐官)
未来科学部 情報メディア学科 情報セキュリティ研究室
工学博士 佐々木良一先生
<講演概要>近年,ソニーピクチャーズへの攻撃見られるようにサイバー攻撃が高度化,悪質化するとともに,ベネッセからの個人情報漏えいに見られるようにその社会的影響は。膨大なものになっている。そのような攻撃に備えるためセキュリティ対策も高度化してきており,ログの解析に基づく現象の把握や,人工知能を利用した診断技術の開発が進められている。また,内部犯罪に対応するための犯罪心理学的なアプローチも始まっている。さらに,緊急時に組織を守るための設置や,これらに対応ができるようにするための人材の育成も進められている。本講演ではサイバー攻撃の状況と対応策の現状について報告する。

 

◆◆◆休憩(10分)◆◆◆

Ⅲ.技術専門部会・教育専門部会報告

「M2Mシステム構築法の提唱とプロトタイピング」
      ・・・・・・・・・・14:40~15:10
M2M研究会教育専門部会部会長補佐 大江 信宏
<講演概要>M2Mシステムの構築およびM2Mシステムに関するアイディアを創出するには,M2Mプロトタイプシステムの構築が効果的である。M2M研究会は,オープンなハードウェアやソフトウェアを活用し,容易にプロトタイプを構築する手法を2種類開発した。1つは「教育編」,もう1つは「システム/研究編」であり,今回は「教育編」の最新状況を紹介する。「教育編」は,大学・高専の学生を主対象としたM2Mの教育が目的であり,M2M研究会は,機械・電気・電子系,情報通信系,保育・福祉等文系の3種類を開発した。プロトタイプ構築法は,基本仕様書,プロトタイプ構築手順書とプロトタイプ例から構成されており,ホームページに公開した。

 

Ⅳ.学生研究発表会 その1(概要説明)

・・・・・・・・・・・15:10~16:35
(1)M2M活用によるLED光源を用いた
水耕栽培の遠隔監視システムの実装
サレジオ工業高等専門学校 機械電子工学科5年
長尾・米盛研究室 飯島 卓弥
【概要】概要:近年,耕作放棄地が社会問題化するなど,農業に対する過疎化が深刻化し,農作物の生産量が低下している。その背景には,農民の高齢化や地球温暖化による異常気象が関係すると考えられる。一方,福島第一原発事故による放射性物質の拡散により,食の安全性に対する消費者の懸念が深刻化している。そこで,筆者らは,天候に左右されず,年間を通じて安全・安心な農作物が収穫できる水耕栽培に着目し昨年,M2Mシステムを用いた水耕栽培システムを検討した。本年は水耕栽培装置にM2M,システムを実装した。本発表ではLEDを用いた水耕栽培を遠隔監視する一事例として,携帯端末やPCで手軽に栽培状況を把握できるM2Mシステムの実装例を発表する。
(2)Studuino-Android間通信を利用した
ロボット型道案内システムの開発
奈良工業高等専門学校 専攻科 電子情報専攻
1年 松本 和高,井上 晴也,辰巳 舞帆
2年 笹治 万樹, 電気工学科 土井 滋貴 先生
【概要】奈良高専専攻科では,StudiunoやAndroid端末を利用した課題解決型学習(PBL)が行われている。これは,仕様書作成やシステム設計等の開発手法を通して,グループでシステムの構築に取り組む授業である。我々のグループは自転車での使用を想定したロボット型道案内システムを製作した。自転車での道案内システムには,スマートフォン上でのナビアプリがある。しかし,逆光による視認性の問題や周囲の雑音等により音声案内が聞きづらいといった問題が存在する。本道案内システムではクラウドの地図情報とデバイスの位置情報を参照してロボットの腕の上下を行うことで上記問題を克服した。発表では,作成した道案内ロボットに関するパネル展示と実演を実施する。
(3)RFIDタグを用いた
買い物支援システムにおける利用者の移動検出
東京工業高等専門学校 専攻科
機械情報システム工学専攻 2年
(山下晃弘研究室)川口 正太郎
【概要】本研究では,RFIDタグを用いて,買い物客の位置や移動状態を把握し個別の広告を提示するシステム開発に取り組んでいる。RFIDタグを商品棚に設置し,ショッピングカートにRFIDリーダを設置した状況での運用を想定する。この ショッピングカートを利用した買い物客が商品を探して移動しているのか,あるいは特定の棚の前で立ち止まり購入を検討しているのかを読み取ったRFIDタグか ら検知する手法の提案と検証実験の結果について報告する。また,一般的に大量のRFITタグを配置した場合,その配置場所を管理するコストが問題となる。そこで,リーダから読み取った情報から,タグの配置を推測する手法の検討についても報告する。
(4)太陽光発電における散水システムの自動化に関する検討
サレジオ工業高等専門学校 専攻科
生産システム工学専攻2年
(米盛弘信研究室)山口 圭
【概要】近年,再生可能エネルギーの一つとして太陽光発電が注目を浴びている。発電に用いる太陽光パネル(PVモジュール)には,温度上昇に伴って発電効率が低下するという問題がある。1度の温度上昇につき,効率は0.5%程度低下してしまう。この問題を解決する方法として,散水による冷却が効果的であると考えられる。先行研究では,散水冷却による温度上昇の抑制と発電効率の向上を確認した。ここで,自動散水システムを提案する。PVモジュールの温度を感知し,高温な場合には自動で散水を行うシステムである。このシステムをネットワーク上で管理することができれば,太陽光発電システム全体の効率を遠隔で確認することができる。
(5)マレーシアMJIIT交換留学での
プロジェクトと工学実験(M2M)体験報告
芝浦工業大学 システム理工学部
電子情報システム学科4年
(井上雅裕研究室)久貝 洋介
【概要】芝浦工業大学は文科省のスーパーグローバル大学育成支援に採択され,国際社会の多様性を理解し,協調性を持ってその発展に寄与できる理工系人材の育成を推進している。その先駆けとして3年次後期にマレーシアに渡航し,マレーシア工科大学(UTM)に設置されているMJIIT(Malaysia Japan International Institute of Technology)に1セメスターの期間,交換留学を実施した。留学中に,現地の4年次前期の問題解決型演習であるCapstone Design Projectと呼ばれる演習を履修し,現地の学生とMJIITで運営されている時間割システムの見直しと改善を図った。本発表では,日本とマレーシアの生活,文化,教育システムの違いについて検討し,マレーシアの工科系大学で行ったプロジェクトマネジメントを活用した工学実験での活動について報告する。
(6)M2Mプロトタイピングを取り入れた授業を履修して
こども教育宝仙大学 こども教育学部
幼児教育学科3年
(石原正仁ゼミ)秋元 唯
【概要】保育者養成校の選択科目「暮らしの中のコンピュータ」の中で文系向けM2Mプロトタイピング演習カリキュラムを取り入れた授業を履修した。その履修体験について発表する。授業の状況や受けた印象と本M2Mプロトタイピングで学んだことや難しさなどを示すことで,カリキュラム開発や授業への適用の参考となることを意図する。
(7)マルチローター型サーベイランスUAVの
鳥獣被害対策農業利用について
サイバー大学IT総合学部4年(2015年3月卒業)
(清尾克彦研究室)株式会社コバルト 中島 幸一
【概要】我が国において高齢化などの環境変化により就農人口が減少し,鳥獣被害額は年々増加している。このような課題を解決するために,昨今CMやプロモーションビデオの空撮映像や災害時の状況確認など応用範囲が急速に広がってきているマルチローター型UAVを,鳥獣被害対策用に応用製作し,屋外飛行実験を行った。Arduino互換コントローラにGPSアンテナモジュールを接続し,現在位置をクラウドサーバーに送信してPCやスマホなどの携帯端末でモニタできるシステムを構築した。鳥獣被害対策への応用の可能性と評価結果について報告する。
(8)人工ポテンシャル法によるPWS型ロボットの
障害物回避経路の生成
東京電機大学大学院 未来科学研究科
ロボット・メカトロニクス学専攻修士1年
(汐月哲夫研究室)針口 拓也
【概要】本研究では未知環境下におけるロボットの障害物回避経路の生成手法について提案する。本研究では経路生成の手法に人工ポテンシャル法を使用する。ロボットのセンサが走行中に障害物を検知し,その障害物へリアルタイムにポテンシャルを与えることにより障害物を回避する経路の生成を行う。また障害物のポテンシャルをロボットの状態及び周囲の環境に応じて適宜変化させることで,柔軟な回避動作が行える経路を生成すると共に人工ポテンシャル法の有効性を検証する。
(9)Early Detection System of Senile Dementia
by Analyzing Behavioral Data of Actual Patients
芝浦工業大学大学院 理工学研究科
システム理工学専攻 修士1年
(井上雅裕研究室) Maher Aljehani, Yuki Abe
【Abstruct】If dementia is detected at an early stage, the progress of disease can be slowed. Early detection of dementia is important. We proposed a system for the elderly people living alone. The system detects suspicion of dementia at an early stage of the disease. In this study, we obtain behavioral data of actual dementia patients. Then, we create evaluation methods and analytical method from behavioral data of actual dementia patients. In the evaluation, we evaluate adequacy of analytical method in environment by pseudo patients with dementia.
(10)イルミネーションによるデジタルサイネージ
東京電機大学大学院 理工学研究科
情報システムデザイン学専攻 修士1年
(神戸英利研究室)野村 優斗
【概要】現在のイルミネーションにおいては,手動でスイッチ切り替えして点灯パターンを変更する製品が存在する。しかし,それは単純に光るパターンが変わるだけで,サイネージ効果を期待できるものではない。そこで,大きな効果を得るためイルミネーションにメッセージ性を持たせる事を考えた。イルミネーションを鑑賞している人をセンシングによって検知,認識,判別しその分析結果に応じたLED群の制御をおこない,点灯方法を変化させることを提案する。また,システム規模の差に影響されないような実装を可能とするため,スケーラブル化に対応させるべく,LED個数の自動検知を行うシステムの構築をした。
(11)機械学習を用いた異常予兆検知方式
東京大学大学院 工学系研究科
先端学際工学専攻 博士後期課程2年
(森川博之研究室)安田 晃久
【概要】近年,M2M/IoTにおけるネットワーク技術の進展により,多数のセンサから容易にデータ収集が可能となる仕組みが構築されつつある。こうしたセンサから収集してきたデータの利用目的としては,制御システムやセキュリティ,物流,マーケティング等の改善や最適化が挙げられる。本発表ではこれら用途の内,収集してきたセンサデータによるシステムの稼働監視において有益となる,機械学習を用いた異常予兆検知手法について,実例を踏まえて述べる。
(12)移動型コミュニケーションロボットと共生する
最小空間寸法  -ロボットの表情に着目して-
東京電機大学大学院 未来科学研究科
建築学専攻修士1年
(空間・環境情報デザイン研究室)(渡辺朗子研究室)為谷 翼
【概要】近年,掃除ロボットや産業ロボット,案内ロボットの技術が急激に進歩している。2015年に介護ロボットは保険対象となり利用料が9割補助されるとされている。これにより介護ロボットは急激に普及し,我々の生活空間や公的空間へと導入されると予想される。しかし,現在の日本の生活空間はロボットが導入されることを想定されていない。今後,生活空間へ介護ロボットなどサイズの大きなロボットが住空間に導入されると人・ロボットどちらも十分な動作がしにくくなるなどの問題が出てくるのではないかと予想される。ここでは,今後最も住空間内に導入されることが予想されるコミュニケーションロボットと人が共生することの出来る最小空間寸法を実験検証を通して導き出したので報告する。
(13)洪水防災のための分散協調M2Mシステムの提案
早稲田大学大学院
国際情報通信研究科 修士2年(2015.03修了)
(白鳥則郎研究室)薛 浩,李 斌
【概要】人手を介さずにセンサや機器をインターネットに直接接続し,様々なサービスを提供するM2Mシステムは,洪水や地滑り監視などの防災アプリケーションへの効果的な適用が期待されている。しかしながら,従来からのサーバ集中型のM2Mシステムは,大量で多種多様なデータ収集によるサーバ負荷増大やフィードバック制御の遅延等の課題がある。本研究では,このような課題を解決するための分散協調M2Mシステムを提案する。提案システムは,イベント駆動データ収集によって,災害時の低帯域ネットワークにおける効率的なデータ収集を実現する。また,ルールベース自律制御によって,M2Mゲートウェイにおける自律的な洪水警報発報を実現する。
(14)可搬型災害時周辺状況把握システム
東京電機大学大学院理工学研究科
情報システムデザイン学専攻 修士1年
(神戸英利研究室) 植田 健太
【概要】従来エンジン飛行機とカイトの両特性を併せ持つカイトプレーンというUAVがある。これは飛行前にプログラミングした経路を自動巡航するというものである。課題として離陸・着陸時に人による操縦が必要であること,燃料を用いているため長時間の上空滞在が困難である事が挙げられる。本研究では,従来機の問題点として挙げた手動離着陸と上空滞在時間を改善するため,省エネルギーかつ運用が容易なUAVを用いた上空からの撮影システムを提案する。UAVはカイトをベースに開発する。しかし自力で揚がることが出来ないため,上空に揚がるときのみモーターによるプロペラ推力を用いることで滑走路不要の自動離陸システムを検討する。
(関連発表)文系向けM2Mプロトタイピング
実習カリキュラムを適用した授業の 実践について
こども教育宝仙大学 こども教育学部
石原 正仁 先生
M2M研究会教育専門部会で開発している文系向けM2Mプロトタイピング実習カリキュラムを保育者養成の4年制大学の授業に適用した事例を紹介する。本発表では文系(幼児教育系)学生に対し初めて行ったM2Mプロトタイピング実践の概要と得られた学びを報告するとともに,今後に向けた方向性や情報処理教育における位置づけなどを提案する。

 

◆◆◆休憩 及び 2号館5階 2505教室へ移動◆◆◆

 

【2号館5階2505】

Ⅴ.研究発表会その2 デモンストレーション・セッション

・・・・・・・・・・17:00~18:00
各ブースにて発表(1)~(14)について,実機またはパネルを使ってのプレゼンテーション,デモ,意見交換を行います。

 

◆◆◆3号館2階 生協食堂へ移動◆◆◆

 

【3号館2階生協食堂】

交流会(参加企業紹介・パネルを基に自由討議)

・・・・・・・・・・18:10~19:10
(司会進行) M2M研究会 副理事長 吉田 利夫
(閉会挨拶) M2M研究会 副理事長 飯田 秀正

[イベント開催案内] 第10回専門部会セミナー
2015年04月18日(土)

当ホームページにおいて予告させていただいている通り、
2015年04月18日(土) 13:00~18:00 に、
東京都足立区の東京電機大学東京千住キャンパスにおいて、
教育専門部会主催による第10回専門部会セミナー
【特別講演とM2M/IoT活用学生実験・応用研究の実践】を開催します。
 
★専門部会セミナーのプログラムは、[こちら]をご覧ください。
★専門部会セミナーに参加いただける方は、
 [こちら]からお申込みください。
 
セミナー参加費は、M2M研究会会員の方は1,000円、
非会員の方は2,000円、学生の方は無料です。
交流会(18:10~19:10)参加費は2,000円(学生無料)です。
 
皆様のご参加をお待ちしています。
 
→ 第10回専門部会セミナーのご案内 :
 https://www.m2msg.org/?p=3233
→ 第10回専門部会セミナー 参加申し込み:
 https://www.m2msg.org/?p=3248
 
<講演題目/講演者>

  • 特別講演
    「サイバー空間の動向とセキュリティ対策の最新状況」
    東京電機大学教授 サイバーセキュリティ研究所長
    (内閣官房サイバーセキュリティ補佐官)
    未来科学部 情報メディア学科 情報セキュリティ研究室
    工学博士 佐々木良一先生
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  • 技術専門部会・教育専門部会報告
    「M2Mシステム構築法の提唱とプロトタイピング」
    M2M研究会教育専門部会部会長補佐 大江 信宏

 
<学生研究発表会>
サレジオ工業高等専門学校、奈良工業高等専門学校、東京工業高等専門学校、芝浦工業大学、こども教育宝仙大学、サイバー大学、東京電機大学、東京大学、早稲田大学から、計14件の発表とデモストレーションが行われます。また、関連発表として、こども教育宝仙大学から、文系向けM2Mプロトタイピング実習カリキュラムを適用した授業の 実践についての発表があります。

★講演内容および学生研究発表会の詳細プログラムにつきましては、
第10回専門部会セミナー(2015/04/18)」をご覧ください。