第20回専門部会セミナー終了のご挨拶/会員限定コンテンツの公開のお知らせ

2023年10月11日(水)
藤沢商工会館ミナパーク会場+Zoom遠隔にて開催

 今年のセミナーも、藤沢商工会館ミナパーク会場とZoomによる遠隔開催となりましたが、大勢の方々にご参加いただき無事終了することができました。また、4年ぶりの開催になりました交流会も盛会のうちに終えることができました。心より御礼を申し上げます。なお、途中でネットワーク不具合がありご不便をおかけして申し訳ありませんでした。

今回のセミナーでは、「DX/GX時代の重要課題であるデジタルツイン,ZEB,人材育成の最新動向と応用事例」というタイトルのもとに、それぞれの分野で活躍されている講演者の方々にご講演をしていただきました.

ご講演に先立ちまして、東京電機大学名誉教授でNPO法人M2M・IoT研究会の小泉寿男理事長より、ご挨拶と2023年度のM2M・IoT研究会の活動成果と今後の目標について報告させていただきました。

最初の基調講演として、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 特任教授、芝浦工業大学名誉教授/前副学長の井上雅裕先生より、「DX・GX人材育成のキーとして世界で導入が加速するマイクロクレデンシャルと教育DXのエコシステム」と題して、特定の領域を比較的短期間で学び,その学修成果を証明するマイクロクレデンシャルの国内外の最新動向とデジタル変革によるこれからの教育のエコシステムを展望していただきました。

二つ目の講演として、株式会社竹中工務店情報エンジニアリング本部情報エンジニアリング1グループ・シニアチーフエンジニアの粕谷貴司様より、「建物のデジタルツインを実現するビルOSとその取り組み」と題して、建物アセットをモデリングし,デジタルツインを構成することで,より柔軟なビル制御を可能にするビルOSとして.竹中工務店で開発したビルコミとそれを適用した応用事例について紹介していただきました。

15分の休憩を挟んで、三つ目の講演として、三菱電機株式会社情報技術総合研究所監視メディアシステム技術部長の金子洋介様より、「省エネ性と快適性・健康性を高次元で両立した三菱電機ZEB関連技術実証棟「SUSTIE」」と題して、情報技術総合研究所に建設されたZEBであるSUSTIE(サスティエ)ついて、建築技術と高効率設備を融合したZEB設計手法や,ビル運用を省力化するビル・デジタルツインを活用したシミュレーション技術など,省エネ性と快適性・健康性の両立を実現した技術について紹介していただきました。

最後の講演として、サイバー大学教授でNPO法人M2M・IoT研究会の大江信宏理事より、「企業のAI人材育成のためのオンライン実習型AI教育法の実践事例」と題して、3段階で基礎から応用までをプロトタイプ・プログラムを実行しながら学び、オンライン・ライブ講義(同期)→ビデオで復習しながら宿題実施(非同期)→宿題発表・講師コメントと解説(同期)というブレンド型形態を特徴とするAI教育法の概要と実践例における受講者からのアンケートや発表などでの反応、および今後の計画についてご紹介していただきました。

それぞれのご講演とも大変興味深い内容で、時間の制約がありましたが意見交換を活発に行うことが出来ました。

今回はコロナ禍が落ち着いてきたこともあり、4年ぶりに再開した交流会では密接な情報交換の場を提供することができました。
今後とも、より充実した専門部会セミナーとなるよう取り組んでまいりますので、引き続き,皆様のご支援のほど宜しくお願いいたします。

<会員様向け>
 なお、会員限定コンテンツとして、本セミナーの講演資料については、許可をいただいた範囲内で、M2M・IoT研究会のホームページにアップロードし、会員の皆様に公開いたしましたので活用ください。
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NPO法人M2M・IoT研究会副理事長、技術専門部会長、
サイバー大学名誉教授 清尾克彦