第15回 関西部会講演会 (2021/12/8) 終了の挨拶/会員限定コンテンツの公開

15回関西部会講演会は、2021年12月 8日(水)に、Social distanceを確保してAP大阪駅前 APホールⅠを講演会場とし、Teamsによる遠隔視聴を併用したハイブリッド形式で開催させて頂き、多くの方にご参加を頂き、盛況に開催でき無事終了致しました。心より御礼申し上げます。

今回は、【もの作りを活用した人材育成とクラウドプラットフォームの活用】について、最新の動向を【様々な技術を「もの作り」で人材育成を促進する自由工房の活動と、AWS クラウドを活用した IoT・M2M とデータ分析】のテーマで、大学で学生院生の人材育成をされておられる先生と企業で具体的なビジネス展開をされておられる方にご講演をして頂き、また、関西部会幹事会メンバーとして活動しています幹事企業から企業内容とともにクラウドプラットフォーム応用した開発事例の紹介もさせて頂きました。

最初に講演1として、
大阪電気通信大学 工学部 電子機械工学科 教授 入部 正継 様に【自由な「もの作り」で人材育成を促進する自由工房の活動】のテーマでご講演頂きました。入部様は、学生に講義をしていて教員の「例え話」が通じないことや、近年の子供の遊びの環境の変化により、児童~生徒の時代に得られる経験知の少なさに気付かれ、それに対応するために「現象」を体感できる体験学習を「もの作り」を通じて実施されています。その効果は、座学で学んだことと実際に作ったものの動作を学生が体感することにより確認されました。
現在は自由工房という「モノを作りたいという学生の支援」を目的とした大学内の教育組織で技術力の向上(社会人で身に付ける工学技術の先取り学習)と社会人基礎力の向上(前に踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力の実践) を狙いに、120名を超える学生・院生に「もの作り」の指導を行っています。
自由工房では様々な「もの作り」活動を学生が自律的に行い、レスキューロボットコンテスト、知能ロボットコンテスト、電気自動車競技などのテーマに取り組んでいます。これらの活動の成果は、様々なコンテストや競技会での受賞や、正課の科目での成績優秀者の表彰などとして現れており、卒業後の進路決定率が100%であるなど、一定の効果を発揮できていると捉えているそうです。今後もこのように「もの作り」を通じた体験学習を実施し、優秀な学生・院生の育成に取り組まれるとのことで、自由工房を通した人材育成に関する幅広い内容をご講演頂きました。

次に講演2として、

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 技術統括 西日本ソリューション本部 本部長 / シニアソリューションアーキテクト  清水 崇之 様、ソリューションアーキテクト 澤 亮太 様にAWS クラウドを活用した IoT・M2M とデータ分析】のテーマでご講演頂きました。

冒頭ではAmazon のイノベーションの源泉として「地球上で、もっともお客様を大切にする企業であること」をミッションに掲げていることや、世界に26店舗あるレジのない食料品店“Amazon Go”では、様々なコンセプトやチャレンジ(お客様が会計の為に並ばない、Who took Whatの方程式を解く、各種認識技術を活用した新たな顧客体験の研究活動など)を持って取り組んでいるとのお話がありました。

また、このイノベーションを支える仕組みには柔軟性と拡張性のあるAWS クラウドが活用されているとのお話があり、AWSの概要としてはコンピューティング・機械学習・IoTなどの様々なテクノロジーを柔軟に活用できることや、お客様を起点にニーズ・メリットを考え、そこから逆算してサービスを創り出すプロセス、そしてAPIベースでサービス提供されていることからビルディングブロックのように組み合わせて素早いアプリケーション構築が可能であることなどのご紹介を頂きました。

次に、AWS IoTサービスで実現できることについて生産現場におけるIoT・クラウドの活用例を用いてご説明があり、具体的には生産状況の見える化や外観検査・画像解析などについて、またAWS IoT GreenGrassを活用したエッジでの認識事例におけるデモ動画なども交えてお話し頂きました。

また、IoTデータ活用のために重要なデータ処理として、収集(収集したデータをリアルタイムに基盤に転送)・保存(データを長期的に保存、検索)・分析(大規模データを高速に分析、解析)・活用(分析結果を人が参照しやすい形で提供)+適用が重要であり、ステップ毎の課題もご紹介頂きました。

最後に、データ収集方法や要件に合わせて適切な蓄積先の構築検討が大切であることと、AWSではIoTに加えて機械学習のサービスも提供されていることもご紹介があり、最新のAWSやその応用事例について幅広い内容をご講演頂きました。

次に、関西部会幹事会のアステック株式会社から、会社概要やクラウド・IoT開発事例として、クラウドを活用した端末管理システムや測定データ分析/予測システムなどの開発時における課題やその解決方法などについて、また、コンテナ活用の提案事例についてもご紹介をして頂きました。

また、最初に関西部会長の西村から講演会開催の挨拶をさせて頂き、最後に関西部会の山崎副部会長から講演会終了の挨拶にて締めくくり、盛大に開催を終えることができました。

講演会の開催に際しましては多くの方々のご協力を得て開催させて頂くことができました。真に有難うございました。深く御礼申し上げます。

引き続きM2M/IoTに関する最新事例・技術研究を進めて応用ビジネスの発掘・展開に繋がり、関西地区の活性化に少しでも貢献できるように活動を進めさせて頂きますので、ご協力・ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。


なお、会員向けに会員限定コンテンツとして、本講演会の講演資料を公開しました。

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2021年12月10日 NPO法人 M2M・IoT研究会 関西部会長 西村 雄二

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