第12回 関西部会講演会終了のご挨拶/会員限定コンテンツ公開

第12回関西部会講演会は、2019年12月10日(火)に、大阪市立総合生涯学習センター 第1研修室にて多くの方にご参加を頂き、盛況に開催でき無事終了致しました。心より御礼申し上げます。

今回は、AI活用に関する最新動向に関して、【有事の際に有効な意思決定支援を行うためのAIシミュレーション技術と企業におけるAI活用の戦略と適用事例を含む展望】のテーマで、大学で研究をされておられる先生と具体的なビジネスに向けて研究をされて企業の有識者の方々にご講演をして頂き、新たに関西部会幹事会メンバーとして参画頂いた企業からは企業紹介と共にIoT・AI事例紹介もさせて頂きました。

最初に講演1として、
大阪工業大学 情報科学部 情報知能学科 教授 尾崎敦夫 様に「意思決定支援向けAIシミュレーション技術」のテーマで、近年、自然災害の激甚化により、迅速な意思決定が求められ、交通・監視・管制・指揮等の分野では、システムの大規模化が進むと同時に、AI技術の適用により、自動化および高性能化も推進されており、これらの活用研究内容について、意思決定モデルの紹介やAI技術を活用した予測結果には説明責任が必要なこと、また、将来を予測する方式としてマルチエージェンシミュレーション技術の活用事例についてご紹介頂き、また、地域のために地域の方々と共に展開されているAI技術活用の普及活動内容についてもご紹介頂き、幅広い内容をご講演して頂きました。

次に講演2として、
パナソニック株式会社 ビジネスイノベーション本部 AI ソリューションセンター 所長 九津見 洋 様 に「パナソニックのAI活用~その戦略と展望 」のテーマで、様々な事業へAI 活用の可能性があるパナソニック 様において、AIの活用にあたってはその事業領域の知識や経験をもつとともに、リアルなデータを得ることが不可欠であるとのお考えの下、AI活用の4要素( Compute 、Algorithms 、Unique Data 、Domain Expertise )の重要性と「Compute」と「Algorithms」をツールとして位置付け、
「Unique Data」と「Domain Expertise」でAIを使いこなすことに注力し、そのためにDAICC(Data & AI
for Co Creation)と銘打ったAI活用プラットフォームの元、宅内、屋外、社内向けに研究・製品化されておられる様々な事例や、また、 AI活用プロセスの形式知化や大学の先生も参画した 尖ったAI人材養成への取組み内容等、幅広い内容をご講演して頂きました。

また、関西部会幹事会企業からは事業内容やIoT・AI事例紹介と共にIoT製品に必須なセキュリティ対策の5つの留意点についてもご紹介をして頂き、最後に関西部会の山崎副部会長から講演会終了挨拶をして頂き、盛況に開催を終えることができました。

講演会後に開催しました交流会では、尾崎様、九津見様にもご参加頂き、ご講演者の方々や参加された皆さん相互での交流ができ、楽しく有意義な情報交換・交流の場として開催することができました。

講演会、交流会の開催に際しましては多くの方々のご協力を得て開催させて頂くことができました。真に有難うございました。深く御礼申し上げます。
引き続きM2M/IoTに関する最新事例・技術研究を進めて応用ビジネスの発掘・展開に繋がり、関西地区の活性化に少しでも貢献できるように活動を進めさせて頂きますので、ご協力・ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

なお、会員限定コンテンツとして、本講演会の講演資料を公開しました。

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2019年12月21日 NPO法人 M2M・IoT研究会 関西部会長 西村 雄二