関西部会 第4回技術研究講演会 終了の挨拶

関西部会第4回技術研究講演会は、2017年6月20日(火)に、大阪市立総合生涯学習センター 第2研修室にて多くの方のご参加を頂き、盛況に開催でき無事終了致しました。

技術講演の最初は、神戸大学大学院工学研究科 電気電子工学専攻 教授 小澤 誠一 先生に、【IoTとサイバーフィジカルシステムを知能化するAI技術の動向】のテーマで、IoTやサイバーフィジカルシステム(CPS)において、その活用により人間の代替になりえる実システムの構築を目指す試みが注目されている「人工知能(AI)」について、AIの中核をなす深層学習をはじめとする機械学習手法を俯瞰した上で、IoTやCPSの知能化にも役立つAI技術に関して、先生が取り組まれているスマート農業やサイバーセキュリティなどの応用事例を交えて、AI技術に関する基礎知識からその応用に至る幅広い内容についてご講演して頂きました。

次に、大阪工業大学 情報科学部 情報ネットッワーク科 教授 松井 進 先生に、【IoT向け無線ネットワークの技術動向】のテーマで、IoTには必須な無線ネットワークについて、その要求条件である大規模化、電波到達性、低消費電力、信頼性、設置容易性などを満たす通信技術として注目されているLPWA(Low Power Wide Area  network)について、その位置付けや今後の展開をご紹介頂きました。また、IoT向けネットワーク技術について、6Lowpan、RPLなどの技術についてもご紹介頂き、IoTに応用する通信ネットワーク技術と共にその業界動向についてもご紹介して頂き、幅広い内容についてご講演して頂きました。

なお、講演会の最初にNPO法人M2M・IoT研究会の小泉理事長から、ご挨拶と共に「M2M・IoT研究会 6年間の歩みと今後の展望」について、また西村からは「関西部会の活動内容と2017年度の活動計画」についてご紹介し、ご理解とご支援・ご協力をお願いしました。また、昨年度から賛助会員として参画して頂いています「日本ソフトウエア株式会社様」について、関西部会の岡田幹事から会社紹介をして頂きました。最後に関西部会の山崎副部会長から講演会終了挨拶をして頂き、盛況に開催を終えることができました。

講演会後に開催しました交流会では、小澤先生、松井先生にもご参加頂き、先生方とのお話や、参加された皆さん相互でのお話が進み、楽しく有意義な情報交換・交流の場として開催することができました。講演会、交流会の開催に際しましては多くの方々のご協力を得て開催させて頂くことができました。真に有難うございました。深く御礼申し上げます。引き続きM2M/IoTに関する技術研究会、事例研究会を開催し、応用ビジネスの発掘・展開に繋がり、関西地区の活性化に少しでも貢献できるように活動を進めさせて頂きますので、ご協力・ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

なお、会員向けの講演資料など、準備が整い次第、ホームページにアップロードさせていただきます。

2017年7月6日 NPO法人 M2M・IoT研究会 関西部会長 西村 雄二

講演会の様子(写真)は、こちらのページをご覧ください(クリック)