【終了】第17回専門部会セミナー(2020/10/24)のご案内

Rev1.2

NPO法人M2M・IoT研究会 
第17回専門部会セミナーの御案内
-M2M・IoT研究会発足10周年ー

主催:NPO法人M2M・IoT研究会(URL: https://www.m2msg.org/

1.開催趣旨

 はやいもので,2010年5月12日にNPO法人M2M・IoT研究会の前身であるM2M研究会が発足してから10周年を迎えることができました.発足当時はまだIoTという言葉が広まっておりませんでしたが,現在ではIoTという言葉が当たり前のように身近な分野に浸透してきています.M2M/IoTにより収集されたビッグデータとAI技術による認識・評価・分析技術によりますます応用分野が広がり,新しいイノベーションが注目されています.今回は,新型コロナウィルスの影響もあり,講演会場と遠隔視聴を組み込んだ形式で開催することにいたしました.AI/IoT分野の最先端で活躍されている大学,大手企業,ベンチャー企業の方々に,それぞれの分野での最新の取り組み状況と今後の動向等について,ご講演をいただくことに致しました.また,10周年ということでM2M・IoT研究会で取り組んでいる「実習型AI教育法」について紹介する予定にしております.是非,ご参加をお願いいたします.

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参加申込みページへ

 2.開催要領

 (1)日時:2020年10月24日(土) 13:00~17:30,交流会 はありません
      (受付開始12:30)

(2)会場:藤沢商工会館ミナパーク 502会議室(会場変更)     
      (JR藤沢駅北口より徒歩5分,マスク着用でご参加ください)
  Social distance配置の会場とZoomによる遠隔参加
  会場のご案内(URL:https://www.fujisawa-cci.or.jp/access/)   
  TEL:0466-27-8888

(3)参加費:セミナー:M2M・IoT研究会会員無料,非会員無料,学生無料

(4)参加申し込み方法:会場参加と遠隔参加ともに事前の申し込みが必要です.参加される方は、こちら(参加申し込みページへ)からお申し込みください.

・会場参加者:先着30名様(聴講+質疑応答)、遠隔参加者:先着80名様(聴講のみ)
・会場参加者はマスク装着でご来場ください。発熱や体調不良の方のご来場はご遠慮ください。また、会場入口での消毒スプレーによる手の消毒と体温測定にご協力ください。

3.プログラム 

司会 M2M・IoT研究会副理事長・技術専門部会長,
サイバー大学教授 清尾 克彦

・プログラムの紹介・・・13:00~13:05:会場

Ⅰ M2M・IoT研究会理事長挨拶と10周年活動状況報告
                                                     ・・・13:05~13:30(25分):会場

NPO法人 M2M・IoT研究会理事長 小泉 寿男

Ⅱ 講演(講演は講演会場または遠隔場所からの発信になります.)

(1)基調講演・・・13:35~14:25(50分):遠隔

コロナ禍での大学の変革とデジタルトランスフォーメーションの展望

芝浦工業大学 副学長,システム理工学部 教授 井上 雅裕先生

<概要>コロナ禍をきっかけに、世界中の大学でオンライン授業が実施されEdTechの導入が一気に進み、大きな変革が進行している。オンライン授業は時間と空間の制約を受けない、授業形態の工夫で学生とのコミュニケーションが向上する、国際的な協働作業がいつでもどこでも実施可能、講師を国内外から距離の制約なく招聘可能などの長所がある。コロナ後に大学教育の形態が元に戻ることはなく、対面授業とオンライン授業の長所を組み合わせた大学教育、国際連携、産学連携、リカレント教育のデジタルトランスフォーメーションが進む。

 (2)講演1・・・14:30~15:10(40分):遠隔

パナソニックのAI活用 ~次のステージへ~

パナソニック株式会社テクノロジー本部デジタル・AI技術センター 
所長 九津見 洋 様

<概要>同社では,様々な事業領域が豊富な知識や経験を有することで,リアルなデータも蓄積されつつある.AI の活用にはこのような知識やデータが不可欠となる.AI 活用の考え方と取組みを具体的な適用例を交えて紹介するとともに,次のステージに向けた開発プロセスや人材育成についても解説する.

 休憩(15分)

 (3)講演2・・・15:25~16:05(40分):遠隔

「福井工業大学における中小企業のIoT化推進と
             IoT人材育成の取り組み紹介」

福井工業大学 AI&IoTセンター 環境情報学部 経営情報学科 
教授 北上 眞二先生

 <概要>IoTは,2030年までに第4次産業革命を牽引すると共に,地域産業の活性化や老朽化した社会インフラの整備など,成熟化した日本の様々な問題を解決するための社会基盤になることが期待されている.しかしながら,福井県内の企業は,AIやIoTに対する関心は全国平均より高い反面,導入率は全国平均を下回っている.本講演では,福井工業大学における中小企業のIoT化推進とIoT人材育成の取り組みについて紹介する.

 (4)講演3・・・16:10~16:50(40分):会場

「AI社会実装を加速させるエッジコンピューティング」

Idein株式会社 代表取締役 中村 晃一様

 <概要>画像認識や音声認識,センサー情報解析などのAI技術を活用すると従来は取り扱う事が難しかった実世界のさまざまな情報を活用した新しいビジネスが可能となるが,通信料,遅延,プライバシーなどの問題が大きな壁となる.エッジコンピューティング・エッジAIはこれらの問題を解決するアーキテクチャとして注目されており,当社ではこれを誰もが手軽に使えるようなプラットフォームの提供を行なっている.本講演では,エッジコンピューティング技術が必要となる背景や普及のための技術的課題について解説をした後,当社の取り組みについて具体的な利用事例を交えつつ紹介する.

 Ⅲ M2M・IoT研究会活動報告

・実習型AI教育法改版の開発状況報告・・・16:55~17:25(30分):会場

「AI応用プロトタイプ構築によるAI活用スキル向上のための
                     AI教育法の紹介」

NPO法人M2M・IoT研究会理事,東海大学教授 大江 信宏

 <概要> IT系技術者のみならず,それ以外の技術者や営業,スタッフにおいても,AIを活用できる人材が求められている.M2M・IoT研究会では,これらのニーズを踏まえた実習型学習法を開発してきた.これまでの,事例や教材プロトタイプ実習によるAI学習に加え,今回,さらに画像処理による部品形状異常検知システム ・画像処理による工場内異常検知 ・オープンデータ活用による顧客データの分析 ・機器振動波形異常検知 の4つの応用プロトタイプを開発し,実際の現場にAIを活用するスキルを習得できる教育法として改版している.本報告ではその内容を報告する.

 ・講演会終了の挨拶 ・・・17:25~17:30:会場

NPO法人 M2M・IoT研究会副理事長,株式会社VCJ 代表取締役社長/CEO 飯田秀正