第3回関西部会講演会 終了の挨拶

第3回関西部会講演会は、2016年6月10日(金)に、学校法人 常翔学園 大阪センター 302教室にて多くの方のご参加を頂き、盛況に開催でき無事終了いたしました。最初にご来賓として、経済産業省 近畿経済産業局 地域経済部 情報政策課 総括係長 砂川嘉彦 様に、ご挨拶と共に経済産業省の施策について、M2M/IoT、ビッグデータ、人工知能といった新たな技術が社会・経済に大きなインパクトを与える時代を向かえ新ビジネスの創出、セキュリティ対策など、経済産業省が進める政策の方向性や取組、中小企業が活用できる施策等をご講演して頂きました。次に、ICTを活用している立場から兵庫医科大学 医療情報学 主任教授 兵庫医科大学 情報センタ-長 兵庫医科大学病院 診療情報管理室長 診療科:総合診療内科 宮本 正喜 様に、「ICTを使った地域医療・福祉連携システム ~ビッグデ-タと医療の内容も添えて~」のテーマで、医師の偏在による医師不足、これからの少子高齢化社会に対し、それぞれ地域医療連携や地域包括ケアにICTを活用して、地域医療連携システム、地域包括ケアシステムが各地域で導入されつつあり、今回、阪神南北2次医療圏で導入したhAnshinむこねっとの事例や、最近のICTの発達により、ビッグデ-タを取り扱えるようになり、ビッグデ-タと医療についてなど、幅広い内容をご講演して頂きました。最後にウェアラブル活用に関して神戸大学大学院工学研究科 教授 塚本昌彦 様から、「ウェアラブルデバイス市場はなぜなかなか立ち上がらないのか?」のテーマで、Google GlassやApple Watchをはじめとして、メガネ型、ウォッチ型などの数々のウェアラブルデバイスについて、社会問題が起きて販売中止になったり、使っている人はなかなか増えなかったりして、各社とも苦戦している背景や、国内での業務用のウェアラブルデバイス導入の取り組みもなかなかうまくいっていない状況など、ウェアラブルデバイス導入の実践における現状と問題点、解決に向けての有効な手段などについて、また、M2MやIoTとの関連性についても述べて頂き、幅広い内容をご講演して頂きました。
また、その後の交流会では参加された皆さん相互でのお話が進み、また、あらためて塚本 様から追加でお話をして頂き、楽しく有意義な情報交換の場として開催することができました。
講演会、交流会の開催に際しましては多くの方々のご協力を得て開催させて頂くことができました。真に有難うございました。深く御礼申し上げます。
引き続きM2M/IoTに関する技術研究会、事例研究会を開催し、応用ビジネスの発掘・展開に繋がり、関西地区の活性化に少しでも貢献できるように活動を進めさせて頂きますので、ご協力・ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
なお、会員向けの講演資料など、準備が整い次第、ホームページにアップロードさせていただきます。

2015年6月23日 NPO法人 M2M研究会 関西部会長 西村 雄二

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