【終了】2014年9月27日(土)/第9回専門部会セミナー
(技術専門部会・ビジネス専門部会共催)

-「特別講演」と「M2Mシステム構築法とプロトタイピング紹介」-

1. 開催要領

(1)日時:
2014年9月27日(土) 13:00~17:00(受付開始12:30)、 交流会 17:20~19:30

(2)会場:
鎌倉芸術館集会室(JR大船駅より徒歩8分)
    URL: http://kamakura-arts.jp/
    TEL:0467-48-5500
交流会 会場:鎌倉芸術館内レストランパウゼ (TEL:0467-45-3140)

(3)参加費:
セミナー: M2M研究会会員1,000円、非会員2,000円、学生無料
交流会: 参加者3,000円

(4)参加申し込み方法:
ご参加の申し込みは、 M2M研究会ホームページまたは事務局宛メールでお申し込みください。メールで申し込みをいただく場合は、メール本文に、①氏名、②メールアドレス、③参加区分(会員、非会員、学生)、④懇親会参加の有無、の明記をお願いします。

・セミナー参加申し込みページ: https://www.m2msg.org/?p=2879
・事務局メールアドレス: contact@m2msg.org

        当日NPO法人M2M研究会への加入も受け付けております。

2.プログラム

司会 M2M研究会理事・技術専門部会長、サイバー大学教授 清尾 克彦

M2M研究会理事長挨拶 ・・・13:00~13:05
    NPO法人 M2M研究会理事長 小泉 寿男

Ⅰ 講演

(1)特別講演1 ・・・13:05~13:55

ICTを活用した安全・安心な街づくり
-長野県塩尻市における実績をふまえて-

    信州大学工学部
    総合情報センター長・教授 不破 泰氏

<概要>
災害が発生したときには、各地域でどのような被害が出ているのか住民は無事であるのかという被害情報を確実に収集することと、避難指示等の災害情報を住民に確実に伝えることが重要である。災害情報の確実な収集を行うためには、大規模災害発生時に起きる電源の喪失、通信回線の切断、通信装置の被災等様々な事に対応できる高い耐災害性を有するセンサーネットワークシステムが必要である。そして、このセンサーネットワークはこの災害に耐える機能だけではなく、危険が生じる可能性がある場所に短時間に容易に敷設できる災害に柔軟に対応できる機能も必要である。我々は、このことを実現するICTシステムのあり方について、2004年に発生した中越地震を機に研究を開始し、その成果を長野県塩尻市において事業化している。本発表ではこの取組について述べる。
災害情報を住民に確実に知らせる機能については、我々はこの機能を通信にのみ頼る事には耐災害性からも無理があると考え、放送機能の活用も考えた新たな災害情報伝達システムを信州大学松本キャンパスと長野県塩尻市に設置し、運用を開始した。本発表ではこのことについても述べる。

(2)特別講演2 ・・・13:55~14:45

福祉機器開発研究の動向
-情報ロボット技術による生活支援福祉機器システムの開発-

    国立障害者リハビリテーションセンター研究所
    福祉機器開発部 部長 井上 剛伸氏

<概要>
ICTやIRTなど、技術の進歩がめざましい昨今、このような技術を障害のある方々に役立てるための研究開発も活発に行われている。本講演では、技術のみに特化せずに、利用者や利用される環境を考慮した、真に役立つ福祉機器の開発について、当研究所での取り組みを中心に概説する。キーワードは、フィールド・ベースト・イノベーション。利用者の思いをいかに抽出し、それを形にしていくか。利用効果をどのように表現するか。社会基盤として、どのようなことが必要になるのか。幅広い視点から福祉機器にフォーカスを当てたお話しができればと思っている。

<休憩・・・10分>

(3)講演 ・・・14:55~15:15

M2M海外動向とバレイキャンパス社の取り組み
    米国VCI,VCJ(Japan)社社長、M2M研究会副理事長 飯田 秀正

<概要>
米国に端を発したM2M(IoT)は今や世界的なビジネス、技術トレンドとして世界に広がりをみせ各国でその実用化がはじまっている。米国での実例を紹介するとともに米国および日本に会社を置くバレイキャンパスグループの取り組みの一端を紹介する。特にシリコンバレーにて毎年実施している学生及び社会人のM2M研修についても触れる。

Ⅱ M2M研究会報告 ・・・15:15~15:55

M2Mシステム構築法とプロトタイピングの紹介
    M2M研究会教育専門部会 大江 信宏
    M2M研究会理事・技術専門部会 岡崎 正一

<概要>
M2Mシステムは、センサからクラウドまで幅広い技術を活用したシステムであり、様々な利用、活用が考えられる。M2M研究会では、その構築、利用、技術開発の促進を図るとともに、システム構築法を提唱しかつそのプロトタイピングを体験してもらうことにより、潜在的なニーズの掘り起こしや、新しいアイデアの創出を図ろうと考えている。構築法には教育用とビジネス/研究用とがあり、それぞれの狙い、環境、対象、具体的方法について紹介する。

<会場準備・・・5分>

Ⅲ パネルディスカッション ・・・16:00~17:00

ニッチ市場向けM2Mシステム
(モデレータ)M2M研究会理事・ビジネス応用専門部会長
        HIRO ICT社社長 樋口 雅宏

(パネラー) ※順不同
   株式会社チノー 鄭 立氏
   bbc株式会社/ベース株式会社 杜 頴富氏
   (株)四国総合研究所 中西 美一氏
   HIRO ICT社/M2M研究会 渡辺 透
   サイバー大学/M2M研究会 清尾 克彦

<概要> 
このパネルディスカッションでは、プラットフォームやセンサネットワーク等の専門家、各種のM2Mシステムを開発されている方々にお集まり戴き、ニッチ市場向けのM2Mシステムを紹介していただく。また、多種類の機器が存在するスマートアグリ、ヘルスケア分野、運輸業などのニーズに基づくニッチなシステムの考え方を整理する。

講演会終了の挨拶 ・・・17:00

交流会 ・・・17:20~19:30 (鎌倉芸術館内レストランパウゼ)

引き続き、鎌倉芸術館内のレストランパウゼで懇親会を行います。ご講演者と参加者の交流の場ですので、多数の方のご参加をお願い致します。

以上