関西部会事例研究会 終了の挨拶

関西部会事例研究会は、2015年11月 4日(水)に、学校法人 常翔学園 大阪センター 301教室にて多くの方のご参加を頂き、無事終了いたしました。M2M/IoT関連のビジネスを展開されている3企業の方々に【IoT、センサーデバイスからクラウドサービスの実情等】に関して現場の視点からお話をして頂きました。

最初にローム株式会社 LSI生産本部開発担当統括部長(兼)研究開発 部長 谷内光治 様から、「IoTに向けたセンサ・通信デバイスの現状と課題」のテーマでIoTの入り口であるセンサデバイスのビジネスを展開されておられる企業の視点から、様々な情報を収集するためのセンサ技術と情報を伝達する通信技術の動向から電力やコストなどの課題に対する取組み状況や応用事例について、また、IoTビジネスは幅広い技術活用が必須であり、協業のためのアライアンスの重要性にも触れられ、ビジネス展開する上での幅広い、有意義なお話をして頂きました。

次にNTTコミュニケーションズ株式会社 部長 中山幹公 様から通信事業からクラウドサービスを提供されている企業の視点から、「NTTコミュニケーションズのクラウドとIoTへの取組みのご紹介」のテーマで提供されているサービス内容や課題への取組み、その応用事例について、特に提供サービスの一つであるWeBRTC (Web Real Time Communication)については東京地区とのOnlineでWeb上での会話がテキストデータになるデモにより、現時点で提供されているサービスの活用でIoTビジネスに関するアイデアを簡単に実現できる状況もご紹介頂き、ビジネス展開する上で有意義なお話をして頂きました。

最後に、日本マイクロソフト株式会社 デベロッパー&プラットフォーム統括本部 エバンジェリスト 太田寛 様から、「IoTで拓く新しい未来」のテーマでPC-OS事業からクラウドサービスを提供されている企業の視点から、IoTの最近の動向と今後どのような展開が期待されているか、企業としてどのような技術で貢献しようとしているか、またその応用事例、特に「IoT=M2M+人」や「IoTもデータソースの一つ」など興味深いキーワードも伺え、IoTを学ぶために提供されている「ハンズオン」についてもご紹介頂き、ビジネス展開と技術修得という両面から有意義なお話をして頂きました。

その後の交流会にも多数の方にご参加頂き、講演者と参加された皆様相互での有意義な情報交換の場として開催することができました。本研究会は多くの方々のご協力を得て開催させて頂くことができました。真に有難うございました。深く御礼申し上げます。

引き続きM2M/IoTに関する技術研究会、事例研究会を開催し、応用ビジネスの発掘・展開に繋がり、関西地区の活性化に少しでも貢献できるように活動を進めさせて頂きますので、ご協力・ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。なお、会員向けの講演資料など、準備が整い次第、ホームページにアップロードさせていただきます。

2015年12月11日 NPO法人 M2M研究会 関西部会長 西村 雄二

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