イベント情報」カテゴリーアーカイブ

【終了】2015年11月04日(水)/関西部会 事例研究会

関西部会 事例研究会のご案内

1. 開催案内

1) 日 時

2015年11月04日(水) 14:00~16:55(受付開始13:30)
交流会 17:00~19:00

2) 会 場

  • 学校法人 常翔学園 大阪センター 301教室
    (交流会会場:講演会場近くの場所です)
  • URL: http://www.josho.ac.jp/facility/osakacenter.html
  • 住所: 大阪市北区梅田 3-4-5 毎日インテシオ 3F
    (毎日インテシオは毎日新聞ビル1Fとつながっています)
  • 当日の連絡先: 06-6227-4002(関西部会事務局)

3) 参加費

  • 研究会参加費:会員・賛助団体会員:無料、
    非会員:1,000円、学生:無料
  • 交流会参加費:3,000円

4)参加申し込み

下記のページからお申込みください。
(メールでの参加申込み方法についても記載しております)

https://www.m2msg.org/?p=3944

5) 主催

NPO法人 M2M研究会 関西部会

2. プログラム

Ⅰ.M2M研究会関西部会長挨拶・・・14:00~14:05

NPO 法人 M2M 研究会 関西部会 部会長 西村 雄二

Ⅱ.講演-1 ・・・ 14:05~14:50

IoTに向けたセンサ・通信デバイスの現状と課題
ローム株式会社 LSI生産本部
開発担当統括部長(兼)研究開発部長
谷内 光治 

Ⅲ.講演-2 ・・・ 14:50~15:50

NTTコミュニケーションズのクラウドとIoTへの
取組みのご紹介

NTTコミュニケーションズ株式会社 部長
中山 幹公

Ⅳ.講演-3 ・・・ 15:50~16:50

IoTで拓く新しい未来
日本マイクロソフト株式会社
デベロッパー&プラットフォーム統括本部 エバンジェリスト
太田 寛

Ⅴ.事例研究会終了の挨拶・・・16:50~16:55

NPO法人 M2M研究会 関西部会 副部会長
(日本マイクロシステムズ株式会社 代表取締役社長)
山崎 貞彦

Ⅵ.交流会・・・ 17:00~19:00
(講演会場に近い場所です)

引き続き、講演会近くの場所で交流会を行います。ご講演者、会員紹介の関係者、および参加者との交流の場ですので、多数の方のご参加をお願い致します。

以上

【終了】 2015年10月31日(土)/第11回専門部会セミナー (技術専門部会/ビジネス応用専門部会共催)

第11回専門部会セミナー
(技術専門部会・ビジネス専門部会共催)
の御案内
-M2M/IoTの最新動向とM2M研究会活動報告-

1. 開催案内

1) 日時

2015年10月31日(土) 13:00~17:10(受付開始12:30)
交流会 17:30~19:30

2) 会場

  • セミナー会場:機械振興会館6階 会議室6D-1~3(定員120名)
    交流会会場:同5階 倶楽部1
  • アクセス: 東京メトロ日比谷線神谷町駅下車 徒歩8分、都営地下鉄三田線御成門駅下車 徒歩8分
  • URL: http://www.jcmanet.or.jp/gaiyo/map_kaikan.htm
  • 住所: 東京都港区芝公園3-5-8

3) 参加費

  • セミナー参加費:会員・賛助会員:1,000円、
    非会員:2,000円、学生無料
    (当日も会員加入の手続きもさせて頂いております)
  • 交流会参加費:3,000円

4)参加申し込み

下記のページからお申込みください。
(メールでの参加申込み方法についても記載しております)

https://www.m2msg.org/?p=3872

5) 主催

NPO法人M2M研究会 技術専門部会/ビジネス応用専門部会共催

2. プログラム

司会 M2M研究会理事・技術専門部会長、サイバー大学教授 清尾 克彦

Ⅰ.M2M研究会副理事長挨拶 ・・・13:00~13:10

NPO法人 M2M研究会理事長 小泉 寿男

Ⅱ 特別講演 ・・・13:10~14:10

データ駆動イノベーション:未来を創るIoT/M2M
東京大学先端科学技術研究センター教授 森川 博之

<講演概要> すべてのモノがつながるIoT/M2Mの時代には、「データ」が核となる。インターネットや携帯電話は既に広く普及したものの、社会の変革という視点ではまだまだ初期的な段階にいるにすぎない。産業構造、経済構造、社会構造までをも変革する起爆剤がIoT/M2Mである。IoT/M2M はすべての産業領域での事業や技術開発の「再定義」を促進し、生産性を向上させ新たな価値を創出する。データ価値の認識、共創での価値創出(System of Systems)、海兵隊としての動き方、サービス志向デザインでの「気づく」「伝える」能力が重要となることを示しながら、データの価値を駆動力にしたイノベーションについて述べる。

(休憩 ・・・ 5分間)

Ⅲ 講演1 ・・・14:15~15:05

IoTインダストリアル・インターネット&インダストリー4.0の動向と日本の状況・課題について
日本OMG代表幹事 IIC 日本代表 吉野 晃生

<講演概要> IoTのグローバルな推進基盤としてのインダストリアル・インターネット・コンソーシアムとインダストリー4.0の最新動向とその概要をグローバルな視点で解説する。また、IoTインダストリアル・インターネットの日本における状況・展開と今後の課題を解説する。

(休憩 ・・・ 10分間)

Ⅲ 講演2 ・・・15:15~16:05

IoT/M2Mの将来動向とドコモの取組み
株式会社NTTドコモ 法人ビジネス本部 IoTビジネス部長 谷 直樹 氏

<講演概要> ドコモでは約20年間に渡りIoT/M2M事業に取り組んでおり、国内・海外への展開も加速しているが、近年、IoT/M2Mは、将来の企業活動や社会活動・産業構造に大きな変革をもたらすと言われている。本講演では、このように社会に変革をもたらすIoT/M2Mの市場動向・技術動向や業界動向を概説すると共に、変わりつつある業界構造に対応すべく、新たなビジネス協創「+d」戦略のもと、ドコモが取り組んでいるIoT/M2M戦略を概説する。

(休憩 ・・・ 5分間)

Ⅳ.会員企業のM2M取り組み紹介 ・・・ 16:10~17:10

  • 米国発のM2M/IoTベンチャー会社の戦略と取組
    米国VCI・日本VCJ社社長 飯田 秀正 
    <講演概要> 約15年前に米国に端を発したM2M/IoTの技術潮流は加速し益々全世界の産業、暮らしに革新的な影響を及ぼし始めている。この流れの中で日本産業への貢献を目指した本M2M研究会の5年前の設立にも関わり小粒ながらもグローバルな戦略を進めている。特に米国が得意とする先端技術、日本の知と咀嚼力、東アジアの世界市場へのアクション力の活用という基本戦略に基づき活動をしている。この戦略と取り組みの一端について述べる。
    .
  • 空間知能化独居高齢者自立支援見守りシステム
    株式会社HIRO ICT研究所 代表取締役 樋口 雅宏 
    <講演概要>10年後の2025年には『超高齢社会』が到来する。この時代の老後の生活はM2M/IoTで変化すると想定されている。ほとんど目に触れることのない幾つかのセンサーが自分自身の日々の行動を見守り、管理し、動機付けて、健康で安心な生活を支えてくれる。この到来を見据え、『空間知能化独居高齢者自立支援見守りシステム』の開発、センサネットワークとしてBluetoothを利用したYokoduinoセンサシステムについて紹介する。
    .
  • M2Mと当社経営課題と展開戦略
    日本マイクロシステムズ株式会社代表取締役社長 山崎 貞彦
    <講演概要>当社事業紹介から現状認識している経営課題から、その課題解決の為の経営戦略にM2Mソリューションを如何に位置付けし事業展開に取り組んでいるか、今後の方向性等のテーマでシンプルに説明する。

Ⅴ.講演会終了の挨拶 ・・・ 17:10

Ⅵ.交流会(5階倶楽部1) ・・・ 17:30~19:30

引き続き、交流会を行います。ご講演者と参加者の交流の場ですので、多数の方のご参加をお願い致します。

以上

【終了】 2015年6月12日(金)/第2回 関西部会講演会

第2回 関西部会講演会のご案内

1. 開催案内

1) 日時

2015年6月12日(金)13:30~17:25(受付開始13:00)
交流会 17:30~18:30

2) 会場

学校法人 常翔学園 大阪センター 302教室
URL: http://www.josho.ac.jp/facility/osakacenter.html
住所: 大阪市北区梅田 3-4-5 毎日インテシオ 3F
(毎日インテシオは毎日新聞ビル1Fとつながっています)
交流会会場:講演会場近くの場所です。
当日の連絡先: 06-6227-4002(関西部会事務局)

3) 参加費

会員・賛助会員:1,000円、 非会員:2,000円、学生無料
尚、交流会参加費は3,000円です。
(当日も会員加入の手続きもさせて頂いております)

4) 参加

下記のページからお申込みください。
(メールでの参加申込み方法についても記載しております)
https://www.m2msg.org/?p=3450

5) 主催

NPO法人 M2M研究会 関西部会

2. プログラム

Ⅰ.M2M研究会副理事長挨拶・・・ 13:30~13:40

M2M 研究会 副理事長 飯田 秀正
(バレイキャンパスジャパン代表取締役社長
兼 Valley Campus Inc., President & CEO)

Ⅱ.ご来賓挨拶 ・・・ 13:40~13:50

元気なら組み込みシステム技術者の養成(GENET) 
土井 滋貴 様
(奈良工業高等専門学校 准教授 電気工学科)

Ⅲ.M2M研究会関西部会長挨拶 ・・・ 13:50~14:05

M2M研究会関西部会部会長 西村 雄二

Ⅳ.講演-1 ・・・ 14:05~15:15

題目 「M2M技術の最新動向とM2M研究会が推進している
M2Mプロトタイプ構築について

M2M研究会 理事 清尾 克彦 (サイバー大学 教授)

<講演概要> M2Mシステムは、センサを含む機器同士または機器とクラウド上のサーバをネットワーク経由で接続し、様々なサービスを提供する。最近ではIoT(Internet of Things)という言葉がM2Mを包含する形で社会の変革を促すものとして注目されている。本講演ではM2M/IoTを実現するために必要となる、センサ/アクチュエータを含めた組込みシステム技術、ワイヤレスセンサネットワークなどのネットワーク技術、サービスを提供するクラウド技術について、オープンカルチャーの視点から最近の動向について紹介する。また、M2M/IoTシステムの普及を図るには、多くの技術を組み合わせて、容易に実現できるオープンなプラットフォームが必要である。M2M研究会で推進しているオープンなM2Mプラットフォーム(M2Mプロトタイプ構築)の取り組みについても紹介する。

(休憩 ・・・ 15分間)

Ⅴ.基調講演 ・・・ 15:30~16:30

題目 「最近の無線ネットワーキング技術とM2M/IoTへの期待
大阪大学 大学院 情報科学研究科 情報ネットワーク学専攻 教授
渡辺 尚 先生

<講演概要> 近年、大容量高速無線通信ネットワーク技術、小型デバイス技術の進展を背景として、「モノのインターネット」(IoT:Internet of Things)や、M2M(Machine to Machine)が、医療、農業、漁業、工業等における種々の新たなサービスを実現しうるものとして期待されている。このようなサービスを効果的に実現するためには、非常に多くの無線端末が密集するいわゆる超多数無線端末状態における無線ネットワーキング技術が重要な鍵となる。本講演では、超多端末時代に耐えうる無線ネットワーキング技術の最新動向として、逐次干渉除去に基づいた無線全二重やスーパーポジション符号化方式、センサーネットワークルーティング技術等について議論し、それらの効果と将来像を探る。

Ⅵ.講演-2 ・・・ 16:30~16:50

題目 「M2M/IOT ビジネスの実ビジネス化に向けて
NPO 法人 M2M 研究会 副理事長 飯田 秀正
(バレイキャンパスジャパン代表取締役社長
兼 Valley Campus Inc., President & CEO)

<講演概要>  M2M 事業を展開していくための企画・実践には、国内市場だけでなく、グローバルな視点と発想力が重要である。またあわせて SPEEDY なプロトタイプ開発と共に量産体制の構築が必須である。STEP としては顧客要望を解決するグローバルな発想に基づいた知恵→実証 TEST に耐えうる試作開発→実証 TEST→量産体制の構築→実ビジネスの手順となろう。上記を俯瞰し、これを克服する VCJ 社の提供する実ビジネス化へ向けての製品群の紹介と取組について述べる。

Ⅶ.関西部会新規参加企業紹介 ・・・ 16:50~17:20

・アステック株式会社 技術開発部 課長 森 辰徳
・株式会社ブライトシステム 事業企画部 部長 岡本 勝規

Ⅷ.講演会終了の挨拶 ・・・ 17:20~17:25

NPO法人 M2M研究会関西部会副部会長 山崎 貞彦
(日本マイクロシステムズ株式会社 代表取締役社長)

交流会 ・・・ 17:30~18:30
(講演会場に近い場所です)

引き続き、講演会近くの場所で交流会/懇親会を行います。ご講演者、会員紹介の関係者、および参加者との交流の場ですので、多数の方のご参加をお願い致します。

【終了】2015年4月18日(土)/第10回専門部会セミナー
(教育専門部会)

M2M研究会 第10回専門部会セミナー(教育専門部会)のご案内

-特別講演とM2M/IoT活用学生実験・応用研究の実践-

1.開催案内

1)日 時

2015年4月18日(土) 13:00~18:00(受付開始:12:30)
交流会 18:10~19:10

2)会 場

東京電機大学 東京千住キャンパス
2号館 5階2501教室・2505教室
住所:〒120-8551 東京都足立区旭町5番
最寄駅:北千住駅東口(電大口)から徒歩1分
連絡先: 東京電機大学 未来科学部
ロボット・メカトロニクス学科 汐月哲夫研究室
和久井(わくい),尾本(おもと),中島(なかじま)
TEL: 03-5284-5199 内線2643

3) 参加費

セミナー参加費:M2M研究会会員:1,000円,非会員2,000円
学生無料
交流会参加費:2,000円(学生無料)

4) 参加申し込み

下記のページからお申込みください。

5) 主 催

M2M研究会 教育専門部会
【共賛】ビジネス専門部会・技術専門部会・学術専門部会・
国際専門部会・関西専門部会

2.プログラム

【2号館5階2501教室】

Ⅰ.挨拶

(1) 開会挨拶・・・・・・・・・・13:00~13:05
M2M研究会理事・教育専門部会部会長 市村 洋
M2M研究会理事長 小泉 寿男
(2) 開催校挨拶・・・・・・・・・・13:05~13:15
東京電機大学 学長 古田 勝久先生
(3) 来賓挨拶・・・・・・・・・・13:15~13:30
公益社団法人 日本工学教育教会剣持 庸一 先生

Ⅱ.特別講演

「サイバー空間の動向とセキュリティ対策の最新状況」
      ・・・・・・・・・・13:30~14:30
東京電機大学教授 サイバーセキュリティ研究所長
(内閣官房サイバーセキュリティ補佐官)
未来科学部 情報メディア学科 情報セキュリティ研究室
工学博士 佐々木良一先生
<講演概要>近年,ソニーピクチャーズへの攻撃見られるようにサイバー攻撃が高度化,悪質化するとともに,ベネッセからの個人情報漏えいに見られるようにその社会的影響は。膨大なものになっている。そのような攻撃に備えるためセキュリティ対策も高度化してきており,ログの解析に基づく現象の把握や,人工知能を利用した診断技術の開発が進められている。また,内部犯罪に対応するための犯罪心理学的なアプローチも始まっている。さらに,緊急時に組織を守るための設置や,これらに対応ができるようにするための人材の育成も進められている。本講演ではサイバー攻撃の状況と対応策の現状について報告する。

 

◆◆◆休憩(10分)◆◆◆

Ⅲ.技術専門部会・教育専門部会報告

「M2Mシステム構築法の提唱とプロトタイピング」
      ・・・・・・・・・・14:40~15:10
M2M研究会教育専門部会部会長補佐 大江 信宏
<講演概要>M2Mシステムの構築およびM2Mシステムに関するアイディアを創出するには,M2Mプロトタイプシステムの構築が効果的である。M2M研究会は,オープンなハードウェアやソフトウェアを活用し,容易にプロトタイプを構築する手法を2種類開発した。1つは「教育編」,もう1つは「システム/研究編」であり,今回は「教育編」の最新状況を紹介する。「教育編」は,大学・高専の学生を主対象としたM2Mの教育が目的であり,M2M研究会は,機械・電気・電子系,情報通信系,保育・福祉等文系の3種類を開発した。プロトタイプ構築法は,基本仕様書,プロトタイプ構築手順書とプロトタイプ例から構成されており,ホームページに公開した。

 

Ⅳ.学生研究発表会 その1(概要説明)

・・・・・・・・・・・15:10~16:35
(1)M2M活用によるLED光源を用いた
水耕栽培の遠隔監視システムの実装
サレジオ工業高等専門学校 機械電子工学科5年
長尾・米盛研究室 飯島 卓弥
【概要】概要:近年,耕作放棄地が社会問題化するなど,農業に対する過疎化が深刻化し,農作物の生産量が低下している。その背景には,農民の高齢化や地球温暖化による異常気象が関係すると考えられる。一方,福島第一原発事故による放射性物質の拡散により,食の安全性に対する消費者の懸念が深刻化している。そこで,筆者らは,天候に左右されず,年間を通じて安全・安心な農作物が収穫できる水耕栽培に着目し昨年,M2Mシステムを用いた水耕栽培システムを検討した。本年は水耕栽培装置にM2M,システムを実装した。本発表ではLEDを用いた水耕栽培を遠隔監視する一事例として,携帯端末やPCで手軽に栽培状況を把握できるM2Mシステムの実装例を発表する。
(2)Studuino-Android間通信を利用した
ロボット型道案内システムの開発
奈良工業高等専門学校 専攻科 電子情報専攻
1年 松本 和高,井上 晴也,辰巳 舞帆
2年 笹治 万樹, 電気工学科 土井 滋貴 先生
【概要】奈良高専専攻科では,StudiunoやAndroid端末を利用した課題解決型学習(PBL)が行われている。これは,仕様書作成やシステム設計等の開発手法を通して,グループでシステムの構築に取り組む授業である。我々のグループは自転車での使用を想定したロボット型道案内システムを製作した。自転車での道案内システムには,スマートフォン上でのナビアプリがある。しかし,逆光による視認性の問題や周囲の雑音等により音声案内が聞きづらいといった問題が存在する。本道案内システムではクラウドの地図情報とデバイスの位置情報を参照してロボットの腕の上下を行うことで上記問題を克服した。発表では,作成した道案内ロボットに関するパネル展示と実演を実施する。
(3)RFIDタグを用いた
買い物支援システムにおける利用者の移動検出
東京工業高等専門学校 専攻科
機械情報システム工学専攻 2年
(山下晃弘研究室)川口 正太郎
【概要】本研究では,RFIDタグを用いて,買い物客の位置や移動状態を把握し個別の広告を提示するシステム開発に取り組んでいる。RFIDタグを商品棚に設置し,ショッピングカートにRFIDリーダを設置した状況での運用を想定する。この ショッピングカートを利用した買い物客が商品を探して移動しているのか,あるいは特定の棚の前で立ち止まり購入を検討しているのかを読み取ったRFIDタグか ら検知する手法の提案と検証実験の結果について報告する。また,一般的に大量のRFITタグを配置した場合,その配置場所を管理するコストが問題となる。そこで,リーダから読み取った情報から,タグの配置を推測する手法の検討についても報告する。
(4)太陽光発電における散水システムの自動化に関する検討
サレジオ工業高等専門学校 専攻科
生産システム工学専攻2年
(米盛弘信研究室)山口 圭
【概要】近年,再生可能エネルギーの一つとして太陽光発電が注目を浴びている。発電に用いる太陽光パネル(PVモジュール)には,温度上昇に伴って発電効率が低下するという問題がある。1度の温度上昇につき,効率は0.5%程度低下してしまう。この問題を解決する方法として,散水による冷却が効果的であると考えられる。先行研究では,散水冷却による温度上昇の抑制と発電効率の向上を確認した。ここで,自動散水システムを提案する。PVモジュールの温度を感知し,高温な場合には自動で散水を行うシステムである。このシステムをネットワーク上で管理することができれば,太陽光発電システム全体の効率を遠隔で確認することができる。
(5)マレーシアMJIIT交換留学での
プロジェクトと工学実験(M2M)体験報告
芝浦工業大学 システム理工学部
電子情報システム学科4年
(井上雅裕研究室)久貝 洋介
【概要】芝浦工業大学は文科省のスーパーグローバル大学育成支援に採択され,国際社会の多様性を理解し,協調性を持ってその発展に寄与できる理工系人材の育成を推進している。その先駆けとして3年次後期にマレーシアに渡航し,マレーシア工科大学(UTM)に設置されているMJIIT(Malaysia Japan International Institute of Technology)に1セメスターの期間,交換留学を実施した。留学中に,現地の4年次前期の問題解決型演習であるCapstone Design Projectと呼ばれる演習を履修し,現地の学生とMJIITで運営されている時間割システムの見直しと改善を図った。本発表では,日本とマレーシアの生活,文化,教育システムの違いについて検討し,マレーシアの工科系大学で行ったプロジェクトマネジメントを活用した工学実験での活動について報告する。
(6)M2Mプロトタイピングを取り入れた授業を履修して
こども教育宝仙大学 こども教育学部
幼児教育学科3年
(石原正仁ゼミ)秋元 唯
【概要】保育者養成校の選択科目「暮らしの中のコンピュータ」の中で文系向けM2Mプロトタイピング演習カリキュラムを取り入れた授業を履修した。その履修体験について発表する。授業の状況や受けた印象と本M2Mプロトタイピングで学んだことや難しさなどを示すことで,カリキュラム開発や授業への適用の参考となることを意図する。
(7)マルチローター型サーベイランスUAVの
鳥獣被害対策農業利用について
サイバー大学IT総合学部4年(2015年3月卒業)
(清尾克彦研究室)株式会社コバルト 中島 幸一
【概要】我が国において高齢化などの環境変化により就農人口が減少し,鳥獣被害額は年々増加している。このような課題を解決するために,昨今CMやプロモーションビデオの空撮映像や災害時の状況確認など応用範囲が急速に広がってきているマルチローター型UAVを,鳥獣被害対策用に応用製作し,屋外飛行実験を行った。Arduino互換コントローラにGPSアンテナモジュールを接続し,現在位置をクラウドサーバーに送信してPCやスマホなどの携帯端末でモニタできるシステムを構築した。鳥獣被害対策への応用の可能性と評価結果について報告する。
(8)人工ポテンシャル法によるPWS型ロボットの
障害物回避経路の生成
東京電機大学大学院 未来科学研究科
ロボット・メカトロニクス学専攻修士1年
(汐月哲夫研究室)針口 拓也
【概要】本研究では未知環境下におけるロボットの障害物回避経路の生成手法について提案する。本研究では経路生成の手法に人工ポテンシャル法を使用する。ロボットのセンサが走行中に障害物を検知し,その障害物へリアルタイムにポテンシャルを与えることにより障害物を回避する経路の生成を行う。また障害物のポテンシャルをロボットの状態及び周囲の環境に応じて適宜変化させることで,柔軟な回避動作が行える経路を生成すると共に人工ポテンシャル法の有効性を検証する。
(9)Early Detection System of Senile Dementia
by Analyzing Behavioral Data of Actual Patients
芝浦工業大学大学院 理工学研究科
システム理工学専攻 修士1年
(井上雅裕研究室) Maher Aljehani, Yuki Abe
【Abstruct】If dementia is detected at an early stage, the progress of disease can be slowed. Early detection of dementia is important. We proposed a system for the elderly people living alone. The system detects suspicion of dementia at an early stage of the disease. In this study, we obtain behavioral data of actual dementia patients. Then, we create evaluation methods and analytical method from behavioral data of actual dementia patients. In the evaluation, we evaluate adequacy of analytical method in environment by pseudo patients with dementia.
(10)イルミネーションによるデジタルサイネージ
東京電機大学大学院 理工学研究科
情報システムデザイン学専攻 修士1年
(神戸英利研究室)野村 優斗
【概要】現在のイルミネーションにおいては,手動でスイッチ切り替えして点灯パターンを変更する製品が存在する。しかし,それは単純に光るパターンが変わるだけで,サイネージ効果を期待できるものではない。そこで,大きな効果を得るためイルミネーションにメッセージ性を持たせる事を考えた。イルミネーションを鑑賞している人をセンシングによって検知,認識,判別しその分析結果に応じたLED群の制御をおこない,点灯方法を変化させることを提案する。また,システム規模の差に影響されないような実装を可能とするため,スケーラブル化に対応させるべく,LED個数の自動検知を行うシステムの構築をした。
(11)機械学習を用いた異常予兆検知方式
東京大学大学院 工学系研究科
先端学際工学専攻 博士後期課程2年
(森川博之研究室)安田 晃久
【概要】近年,M2M/IoTにおけるネットワーク技術の進展により,多数のセンサから容易にデータ収集が可能となる仕組みが構築されつつある。こうしたセンサから収集してきたデータの利用目的としては,制御システムやセキュリティ,物流,マーケティング等の改善や最適化が挙げられる。本発表ではこれら用途の内,収集してきたセンサデータによるシステムの稼働監視において有益となる,機械学習を用いた異常予兆検知手法について,実例を踏まえて述べる。
(12)移動型コミュニケーションロボットと共生する
最小空間寸法  -ロボットの表情に着目して-
東京電機大学大学院 未来科学研究科
建築学専攻修士1年
(空間・環境情報デザイン研究室)(渡辺朗子研究室)為谷 翼
【概要】近年,掃除ロボットや産業ロボット,案内ロボットの技術が急激に進歩している。2015年に介護ロボットは保険対象となり利用料が9割補助されるとされている。これにより介護ロボットは急激に普及し,我々の生活空間や公的空間へと導入されると予想される。しかし,現在の日本の生活空間はロボットが導入されることを想定されていない。今後,生活空間へ介護ロボットなどサイズの大きなロボットが住空間に導入されると人・ロボットどちらも十分な動作がしにくくなるなどの問題が出てくるのではないかと予想される。ここでは,今後最も住空間内に導入されることが予想されるコミュニケーションロボットと人が共生することの出来る最小空間寸法を実験検証を通して導き出したので報告する。
(13)洪水防災のための分散協調M2Mシステムの提案
早稲田大学大学院
国際情報通信研究科 修士2年(2015.03修了)
(白鳥則郎研究室)薛 浩,李 斌
【概要】人手を介さずにセンサや機器をインターネットに直接接続し,様々なサービスを提供するM2Mシステムは,洪水や地滑り監視などの防災アプリケーションへの効果的な適用が期待されている。しかしながら,従来からのサーバ集中型のM2Mシステムは,大量で多種多様なデータ収集によるサーバ負荷増大やフィードバック制御の遅延等の課題がある。本研究では,このような課題を解決するための分散協調M2Mシステムを提案する。提案システムは,イベント駆動データ収集によって,災害時の低帯域ネットワークにおける効率的なデータ収集を実現する。また,ルールベース自律制御によって,M2Mゲートウェイにおける自律的な洪水警報発報を実現する。
(14)可搬型災害時周辺状況把握システム
東京電機大学大学院理工学研究科
情報システムデザイン学専攻 修士1年
(神戸英利研究室) 植田 健太
【概要】従来エンジン飛行機とカイトの両特性を併せ持つカイトプレーンというUAVがある。これは飛行前にプログラミングした経路を自動巡航するというものである。課題として離陸・着陸時に人による操縦が必要であること,燃料を用いているため長時間の上空滞在が困難である事が挙げられる。本研究では,従来機の問題点として挙げた手動離着陸と上空滞在時間を改善するため,省エネルギーかつ運用が容易なUAVを用いた上空からの撮影システムを提案する。UAVはカイトをベースに開発する。しかし自力で揚がることが出来ないため,上空に揚がるときのみモーターによるプロペラ推力を用いることで滑走路不要の自動離陸システムを検討する。
(関連発表)文系向けM2Mプロトタイピング
実習カリキュラムを適用した授業の 実践について
こども教育宝仙大学 こども教育学部
石原 正仁 先生
M2M研究会教育専門部会で開発している文系向けM2Mプロトタイピング実習カリキュラムを保育者養成の4年制大学の授業に適用した事例を紹介する。本発表では文系(幼児教育系)学生に対し初めて行ったM2Mプロトタイピング実践の概要と得られた学びを報告するとともに,今後に向けた方向性や情報処理教育における位置づけなどを提案する。

 

◆◆◆休憩 及び 2号館5階 2505教室へ移動◆◆◆

 

【2号館5階2505】

Ⅴ.研究発表会その2 デモンストレーション・セッション

・・・・・・・・・・17:00~18:00
各ブースにて発表(1)~(14)について,実機またはパネルを使ってのプレゼンテーション,デモ,意見交換を行います。

 

◆◆◆3号館2階 生協食堂へ移動◆◆◆

 

【3号館2階生協食堂】

交流会(参加企業紹介・パネルを基に自由討議)

・・・・・・・・・・18:10~19:10
(司会進行) M2M研究会 副理事長 吉田 利夫
(閉会挨拶) M2M研究会 副理事長 飯田 秀正

【終了】2014年10月16日(木)/第1回関西部会セミナー(事例研究)

 1.開催案内

1) 日時              2014年10月16日(木)14:00~17:00(受付開始13:40)
交流会18:00~20:00

2) 会場              株式会社 濱中製作所 本社工場
http://www5f.biglobe.ne.jp/~hamanakaseisakusyo/hslocation.html

連絡先:06-6227-4002(日本マイクロシステムズ株式会社)
交流会は工場見学の後、交流会場へ移動して開催予定です。

 3) 参加費          M2M研究会会員:無料,非会員:1,000円,学生無料
尚、交流会参加費は5,000円です。

4) 参加申し込み           下記のページからお申込みください。
(メールでの参加申込み方法についても記載しております)

                          https://www.m2msg.org/?p=2968

5) 主催              NPO法人 M2M研究会 関西部会

 2.プログラム

Ⅰ.M2M研究会 関西部会 部会長挨拶 ・・・ 14:00~14:05

NPO法人M2M研究会 関西部会 部会長 西村 雄二

 Ⅱ.事例研究-1                                              ・・・ 14:05~15:30

題目 「中小工場向けエネルギーマネジメントシステム」について

京都大学 大学院 情報学研究科 知能情報学専攻 教授 松山 隆司 先生

概要 「エネルギーの情報化」に関する最新の実用化研究成果として、中小工場向けエネルギーマネジメントシステムの目的、意義、構成を紹介し、①消費電力の見える化による業務改善、②複数エアコンの連携制御によるピーク電力の削減、③消費電力の平準化を目的関数とした生産計画の最適化システムについて述べる。また、同システムの効果を実証するために大津濱中製作所においてこの2年間に渡って実施した成果を紹介する。また、合わせて最近の研究内容についても紹介する。

 休憩  15:30 ~ 15:40

Ⅲ.事例研究-2                                                        ・・・ 15:40 ~ 16:40

題目 「中小工場向けエネルギーマネジメントシステム」の見学

大津 濱中製作所 様

概要 「中小工場向けエネルギーマネジメントシステム」が実際に稼働している状況を見学し、システムに関する意見を同社社長から話して頂く。

 Ⅳ.質疑応答                                                ・・・ 16:40 ~ 16:55

Ⅵ.セミナー終了の挨拶                                ・・・ 16:55 ~ 17:00

NPO法人M2M研究会 関西部会 副部会長 山崎 貞彦
(日本マイクロシステムズ株式会社 代表取締役社長)

 交流会 ・・・ 18:00~20:00(予定)

引き続き、交流会場へ移動後、「松山先生 様を囲む交流会」を開催しますので、多数の方のご参加をお願い致します。

以上

【終了】2014年9月27日(土)/第9回専門部会セミナー
(技術専門部会・ビジネス専門部会共催)

-「特別講演」と「M2Mシステム構築法とプロトタイピング紹介」-

1. 開催要領

(1)日時:
2014年9月27日(土) 13:00~17:00(受付開始12:30)、 交流会 17:20~19:30

(2)会場:
鎌倉芸術館集会室(JR大船駅より徒歩8分)
    URL: http://kamakura-arts.jp/
    TEL:0467-48-5500
交流会 会場:鎌倉芸術館内レストランパウゼ (TEL:0467-45-3140)

(3)参加費:
セミナー: M2M研究会会員1,000円、非会員2,000円、学生無料
交流会: 参加者3,000円

(4)参加申し込み方法:
ご参加の申し込みは、 M2M研究会ホームページまたは事務局宛メールでお申し込みください。メールで申し込みをいただく場合は、メール本文に、①氏名、②メールアドレス、③参加区分(会員、非会員、学生)、④懇親会参加の有無、の明記をお願いします。

・セミナー参加申し込みページ: https://www.m2msg.org/?p=2879
・事務局メールアドレス: contact@m2msg.org

        当日NPO法人M2M研究会への加入も受け付けております。

2.プログラム

司会 M2M研究会理事・技術専門部会長、サイバー大学教授 清尾 克彦

M2M研究会理事長挨拶 ・・・13:00~13:05
    NPO法人 M2M研究会理事長 小泉 寿男

Ⅰ 講演

(1)特別講演1 ・・・13:05~13:55

ICTを活用した安全・安心な街づくり
-長野県塩尻市における実績をふまえて-

    信州大学工学部
    総合情報センター長・教授 不破 泰氏

<概要>
災害が発生したときには、各地域でどのような被害が出ているのか住民は無事であるのかという被害情報を確実に収集することと、避難指示等の災害情報を住民に確実に伝えることが重要である。災害情報の確実な収集を行うためには、大規模災害発生時に起きる電源の喪失、通信回線の切断、通信装置の被災等様々な事に対応できる高い耐災害性を有するセンサーネットワークシステムが必要である。そして、このセンサーネットワークはこの災害に耐える機能だけではなく、危険が生じる可能性がある場所に短時間に容易に敷設できる災害に柔軟に対応できる機能も必要である。我々は、このことを実現するICTシステムのあり方について、2004年に発生した中越地震を機に研究を開始し、その成果を長野県塩尻市において事業化している。本発表ではこの取組について述べる。
災害情報を住民に確実に知らせる機能については、我々はこの機能を通信にのみ頼る事には耐災害性からも無理があると考え、放送機能の活用も考えた新たな災害情報伝達システムを信州大学松本キャンパスと長野県塩尻市に設置し、運用を開始した。本発表ではこのことについても述べる。

(2)特別講演2 ・・・13:55~14:45

福祉機器開発研究の動向
-情報ロボット技術による生活支援福祉機器システムの開発-

    国立障害者リハビリテーションセンター研究所
    福祉機器開発部 部長 井上 剛伸氏

<概要>
ICTやIRTなど、技術の進歩がめざましい昨今、このような技術を障害のある方々に役立てるための研究開発も活発に行われている。本講演では、技術のみに特化せずに、利用者や利用される環境を考慮した、真に役立つ福祉機器の開発について、当研究所での取り組みを中心に概説する。キーワードは、フィールド・ベースト・イノベーション。利用者の思いをいかに抽出し、それを形にしていくか。利用効果をどのように表現するか。社会基盤として、どのようなことが必要になるのか。幅広い視点から福祉機器にフォーカスを当てたお話しができればと思っている。

<休憩・・・10分>

(3)講演 ・・・14:55~15:15

M2M海外動向とバレイキャンパス社の取り組み
    米国VCI,VCJ(Japan)社社長、M2M研究会副理事長 飯田 秀正

<概要>
米国に端を発したM2M(IoT)は今や世界的なビジネス、技術トレンドとして世界に広がりをみせ各国でその実用化がはじまっている。米国での実例を紹介するとともに米国および日本に会社を置くバレイキャンパスグループの取り組みの一端を紹介する。特にシリコンバレーにて毎年実施している学生及び社会人のM2M研修についても触れる。

Ⅱ M2M研究会報告 ・・・15:15~15:55

M2Mシステム構築法とプロトタイピングの紹介
    M2M研究会教育専門部会 大江 信宏
    M2M研究会理事・技術専門部会 岡崎 正一

<概要>
M2Mシステムは、センサからクラウドまで幅広い技術を活用したシステムであり、様々な利用、活用が考えられる。M2M研究会では、その構築、利用、技術開発の促進を図るとともに、システム構築法を提唱しかつそのプロトタイピングを体験してもらうことにより、潜在的なニーズの掘り起こしや、新しいアイデアの創出を図ろうと考えている。構築法には教育用とビジネス/研究用とがあり、それぞれの狙い、環境、対象、具体的方法について紹介する。

<会場準備・・・5分>

Ⅲ パネルディスカッション ・・・16:00~17:00

ニッチ市場向けM2Mシステム
(モデレータ)M2M研究会理事・ビジネス応用専門部会長
        HIRO ICT社社長 樋口 雅宏

(パネラー) ※順不同
   株式会社チノー 鄭 立氏
   bbc株式会社/ベース株式会社 杜 頴富氏
   (株)四国総合研究所 中西 美一氏
   HIRO ICT社/M2M研究会 渡辺 透
   サイバー大学/M2M研究会 清尾 克彦

<概要> 
このパネルディスカッションでは、プラットフォームやセンサネットワーク等の専門家、各種のM2Mシステムを開発されている方々にお集まり戴き、ニッチ市場向けのM2Mシステムを紹介していただく。また、多種類の機器が存在するスマートアグリ、ヘルスケア分野、運輸業などのニーズに基づくニッチなシステムの考え方を整理する。

講演会終了の挨拶 ・・・17:00

交流会 ・・・17:20~19:30 (鎌倉芸術館内レストランパウゼ)

引き続き、鎌倉芸術館内のレストランパウゼで懇親会を行います。ご講演者と参加者の交流の場ですので、多数の方のご参加をお願い致します。

以上

 

【終了】2014年8月30日/第1回学術専門部会シンポジウム

-社会人の学術論文作成体験、学位取得挑戦の発表-

1.開催趣旨

社会人の学術論文作成の取り組みの体験、それを継続し学位取得をされた方々の研究テーマの発表を通じて、情報交換と相互啓発、交流を諮る場として、学術専門部会で年に1~2回のシンポジウムを開催します。

2.第1回シンポジウム開催要領

(1)日時:2014年8月30日(土)、13:30~16:45   (受付開始13:00)
(2)会場:鎌倉生涯学習センター「きらら鎌倉」3F第5会議室
JR鎌倉駅東口より徒歩3分
  URL: http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gakusyuc/kamakura.html
  TEL: 0467-25-2030
(3)参加費:M2M研究会会員 無料、非会員1,000円、学生無料
(4)参加申し込み方法:ご参加の申し込みは、 M2M研究会ホームページ
または事務局宛メールでお申し込みください。
メールで申し込みをいただく場合は、メール本文に、①氏名、②メールアドレス、
③参加区分(会員、非会員、学生)、の明記をお願いします。

・シンポジウム参加申し込みページ:  https://www.m2msg.org/?p=2846
・M2M研究会事務局メールアドレス: contact@m2msg.org

3.プログラム

司会 M2M研究会理事・学術専門部会長、博士(情報学) 三井 浩康

開会のあいさつ・・M2M研究会理事長 小泉寿男・・13:30-13:35

(1)私の学術論文作成状況・・・13:35 ~ 14:35

(a)「M2Mシステムにおける分散協調制御方式とその応用に関する研究」
    MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)
    M2M研究会理事  岡崎正一

(b)「在室者を考慮したオフィスビル設備の省エネ制御方式」
    三菱電機(株) 情報技術総合研究所 金子洋介

(2) 特別講話 ・・・14:35 ~15:05

「熟達技術者の学術論文作成法/論文実績による学位取得挑戦法」
    M2M研究会理事長 元東京電機大学教授
    博士(情報科学) 小泉寿男

<休憩・・・10分>

(3) 私の学位取得のプロセス・・・15:15 ~ 16:15

(a) 「ファクトリーオートメーションにおける生産性向上を目指した
サーボシステムの研究とその応用」
    三菱電機株式会社 名古屋製作所
    博士(工学) 加知光康

(b)「M2Mシステムにおけるサービス制御方式と省エネ制御への適用に関する研究」
    早稲田大学大学院 国際情報通信研究科招聘研究員
    博士(情報科学)  北上眞二

(4) 技術トピック・・・16:15 ~ 16:45

「M2Mデータを有効活用するカルマンフィルタとその実装評価」
    (株)HIRO ICT研究所取締役、M2M研究会理事
    博士(工学) 渡辺 透

終了の挨拶 ・・・16:45

以上

【終了】2014年6月13日(金)/関西部会 設立発足会・第1回講演会

NPO法人 M2M研究会 関西部会設立発足会
および第1回講演会のご案内

1.開催案内

1) 日時

2014年6月13日(金)13:50~17:20(受付開始13:30)
交流会 17:30~18:30

2) 会場

グランフロント大阪北館7Fナレッジキャピタル
(北3エレベーターにお乗り頂き7Fへお越しください)
URL: http://kc-i.jp/facilities/salon/
交流会会場も同じ場所です。

3) 参加費

M2M研究会会員:無料,非会員:1,000円,学生無料
尚、交流会参加費は3,000円です。
(当日も会員加入の手続きをさせて頂いております)

4) 参加

下記のページからお申込みください。
(メールでの参加申込み方法についても記載しております)

https://www.m2msg.org/?p=2769

5) 主催

M2M研究会 関西部会


2.プログラム

Ⅰ.M2M研究会理事長挨拶 ・・・ 13:50~14:00

NPO法人M2M研究会 理事長 小泉 寿男 (元東京電機大学教授)

Ⅱ.M2M研究会関西部会長挨拶 ・・・ 14:00~14:10

NPO法人 M2M研究会関西部会部会長 西村 雄二
(三菱電機マイコン機器ソフトウエア株式会社 顧問)

Ⅲ.基調講演 ・・・ 14:10~15:10

題目 「エネルギーの情報化」によるスマートコミュニティの実現
京都大学 大学院 情報学研究科 知能情報学専攻 教授 松山 隆司 先生

<概要>主に電力供給者の視点から電力網の高度マネジメントを目指す「スマートグリッド」に対して、「エネルギーの情報化」では、太陽電池や蓄電池などの分散電源を備えた需要家(家庭、オフィス、工場)における知的エネルギーマネジメントシステムの実現を目的としている。本講演では、「エネルギーの情報化」に関する最新の研究成果として、①家電ごとの消費電力の見える化と人間の生活行動モニタリング②利用者が指定した省エネ率を確実に実現するオンデマンド型電力自動制御システム③電力使用パターンに基づいた蓄電池の最適設計とリアルタイム充放電制御を紹介した後、中小工場向けに開発した実用システムの実績データを示し、④複数需要家の連携による「スマートコミュニティ」の実現に向けた今後のビジョンを述べる。

(休憩 ・・・ 10分)

Ⅳ.講演

(1) 講演-1 ・・・ 15:20~15:40

題目 「M2Mビジネスの展開に向けて
NPO法人M2M研究会 副理事長 飯田 秀正
(Valley Campus Inc., President & CEO)

<概要>M2M事業を展開していくための企画・実践には、国内市場だけでなく、グローバルな視点が必要であり、合わせてプロトタイプ製作と共に量産体制の構築が必須である。M2Mビジネス展開・実践に向けて考えておくべき 内容について述べる。

(2) 講演-2 ・・・ 15:40~16:30

題目 「M2M技術の動向とオープンなM2Mプラットフォーム構築の取り組み
NPO法人M2M研究会 理事 清尾 克彦 (サイバー大学 教授)

<概要>M2Mシステムは、センサを含む機器同士または機器とクラウド上のサーバをネットワーク経由で接続し、様々なサービスを提供する。M2Mシステムを実現するには、センサ/アクチュエータを含めた組込みシステム技術、ワイヤレスセンサネットワークなどのネットワーク技術、サービスを提供するクラウド技術を組み合わせる必要があり、一からすべてを実現するには多大な努力を要する。M2Mシステムの普及を図るには、多くの技術を組み合わせて、容易に実現できるオープンなプラットフォームが必要であり、これを使ってプロトタイプを短期間につくり評価してビジネスに結び付けていくことが可能となる。本講演では、M2Mシステムの主要な技術の動向とオープンなM2Mプラットフォームの構築に向けた取り組みについて述べる。

Ⅴ.関西部会参加企業紹介 16:30~17:20

(1) アイテック阪急阪神株式会社 (部長 永柳 隆 様)
(2) アトラス情報サービス (部長 国光 昌昭 様)
(3) 株式会社コンテック (本部長 西山 和良 様)
(4) 日本マイクロシステムズ株式会社 (常務 橋爪 正樹 様)
(5) 三菱電機マイコン機器ソフトウエア株式会社 (室長 渡邉 伸一郎 様)

Ⅵ.設立発足会終了の挨拶

交流会 ・・・ 17:30~18:30 (設立発足会場と同じ場所です)

引き続き、設立発足会場と同じ場所で交流会を行います。ご講演者、会員紹介の関係者、および参加者との交流の場ですので、多数の方のご参加をお願い致します。

以上

【終了】2014年4月19日(土)/第8回専門部会セミナー(教育専門部会)

NPO法人M2M研究会 第8回専門部会セミナーの御案内
特別講演とM2M活用学生実験・応用研究の実践

1.開催案内

1)日 時

2014年4月19日(土) 13:00~17:50(受付開始:12:30)
交流会 18:00~19:00

 

2)会 場

芝浦工業大学 大宮キャンパス 5号館2階5274教室および
IKOBA(アクティブラーニング室)
住所:〒337-857 さいたま市見沼区深作307
URL:http://www.shibaura-it.ac.jp/access/
最寄駅:JR宇都宮線東大宮駅下車 東口スクールバス乗車 約5分
連絡先: 芝浦工業大学 電子情報システム学科 井上雅裕研究室
佐伯(さえき),宇佐神(うさみ) TEL: xx-xxx-xxxx

 

3) 参加費

セミナー参加費:M2M研究会会員:1,000円,非会員2,000円, 学生無料
交流会参加費:2,000円(学生無料)
(当日、M2M研究会への入会も受け付けております)

 

4) 参加申し込み

下記のページからお申込みください。

 

5) 主 催

M2M研究会 教育専門部会
【共賛】ビジネス専門部会・技術専門部会・学術専門部会

 


2.プログラム

Ⅰ.挨拶

(1) 開会挨拶・・・・・・・・・・13:00~13:05
M2M研究会理事長
小泉 寿男
M2M研究会理事・教育専門部会部会長
市村 洋

 

(2) 開催校挨拶・・・・・・・・・・13:05~13:15
芝浦工業大学 副学長・システム理工学部生命科学科 教授
米田 隆志 先生

 

(3) 来賓挨拶・・・・・・・・・・13:15~13:30
公益社団法人 日本工学教育教会
剣持 庸一 先生

 

Ⅱ.講演

(1) 特別講演・・・・・・・・・・13:30~14:30
「地域ぐるみで高齢化社会を乗り切ろう!
『疾病管理MAP』が開く多職種協働とICTのあらたなコラボレーション」
日本慢性疾患重症化予防学会 代表理事
千葉県立東金病院 院長・医学博士
平井 愛山 先生
<講演概要>
我が国は、先進国の中で最速で少子高齢化社会を迎えようとしている。その中で、日本が世界に冠たる我が国の社会保障システムを、どのような方法で、守り存続させる事ができるのか、世界中が注目している。今回は、少子高齢化時代の社会保障システムの抱える課題、特に医療費の高騰をはじめとする課題をどのようにして乗り越えることができるのかについてお話したい。この1、2年、急増する医療費の相当な部分をしめる糖尿病をはじめとする慢性疾患の重症化を予防する事が、国を挙げての医療政策上の急務となっている。今回は、当院がこれまで取り組んできた、多職種協働のあらたな情報基盤である『疾病管理MAP』を活用した糖尿病透析予防指導について、医師・看護師・栄養士の取り組みとその成果を中心にご紹介する。
 

 

◆◆◆休憩(10分)◆◆◆
 

 

(2) 技術専門部会・教育専門部会報告・・・・・・・・・・14:40~14:55
「M2Mシステム構築法の提唱とプロトタイピング」
NPO法人M2M研究会教育専門部会部会長補佐
大江 信宏
<講演概要>
多数のセンサーや機器をインターネットに直接接続し、人手を介させずに、様々なサービスを提供するM2Mシステムは、センサ技術,インターネット技術,情報処理技術の融合であり,横断的なシステム技術として、今後のインフラとなると見込まれている。M2M研究会では、比較的容易にM2M応用システムが構築され,利用され,技術開発,教育支援,ビジネスの創生にも役立つことを狙いとして、システム構築法を提唱し、かつそのプロトタイピングの体験によりM2Mシステムの応用、システム構成要素等のアイデアとニーズ創出を目指している。構築法には教育用とビジネス/研究用とがあり、教育用は、IT理工系、IT以外理工系、文系の学生を対象とすることで、様々な分野からのアイデアやニーズの創出を狙っている。本報告では、主として教育用のプロトタイピングについて、その狙い、構成、応用対象、具体的方法等について報告する。

 

Ⅲ.学生研究発表会講演 その1(概要説明)
・・・・・・・・・・14:55~16:30 (6分/件)

(1) M2M活用によるLED光源を用いた水耕栽培の遠隔監視システム
サレジオ工業高等専門学校 機械電子工学科4年
(米盛弘信・長尾明美研究室)飯島卓弥
<概要>
近年,耕作放棄地が社会問題化するなど,農業に対する過疎化が深刻化し,農作物の生産量が低下している。その背景には,農民の高齢化や地球温暖化による異常気象が関係すると考えられる。一方,福島第一原発事故による放射性物質の拡散により,食の安全性に対する消費者の懸念が深刻化している。そこで筆者らは,天候に左右されず,年間を通じて安全・安心な農作物が収穫できる水耕栽培に着目した。また,農業人口が減少傾向である昨今,農作物の育成を遠隔監視できる農業ICTが必要と考えられる。本発表では,LEDを用いた水耕栽培を遠隔監視する一事例として,携帯端末やPCで手軽に栽培状況を把握できるM2Mシステムの検討を行う。

 

(2)洗濯物の乾き具合・天気情報を通知するシステム
拓殖大学工学部 情報工学科4年
(早川栄一研究室) 金森 一真,
バン・デル・ストラーテン・ダニエル,倉片 謙太郎
<概要>
角ハンガーを利用し、利用者の住んでいる周辺の外気温、湿度、風の強さ、洗濯物の乾く時間を表示することのできるデバイスである。 角ハンガーには温度センサ、湿度センサ、風速センサが取り付けられている。風速センサは、Arduinoを用いて作成をした。Arduinoから得られる5V電源に接続された抵抗に、シリコングリスで温度センサを接着した。風が吹くと抵抗の温度が下がるため、その抵抗の温度によって風の強さを判断する風速センサを作成した。 洗濯物の乾く時間は、濡れたタオルを一枚干した時に何分間で乾くのかという実験を行い、その結果からおおよその時間を表示している。

 

(3)M2Mを活用した太陽光発電設備の遠隔監視システムに関する一検討
サレジオ工業高等専門学校 情報工学科5年
(米盛弘信研究室)鈴木 嘉晃
<概要>
現在,自然エネルギーを利用した発電方法として,太陽光発電が注目されている。しかし,太陽光発電に用いるPVモジュールやパワーコンディショナーは,経年劣化などによって様々な不具合の発生が懸念される。そこで,M2M技術を活用して気温や日射量などの気象データ,PVモジュールやパワーコンディショナーの電圧・電流値,PVモジュール自体の温度など,発電に関わる諸データを小型コンピュータに蓄積して解析することで不具合の早期発見ができれば有用であると考えた。本発表では, PCやスマートフォンで発電に関わる諸データを手軽に監視できる太陽光発電設備の遠隔監視システムについて検討する。

 

(4)M2Mシステムにおける イベント駆動に基づく効率的データ収集方式
早稲田大学大学院 国際情報通信研究科 修士1年
(白鳥則郎研究室)薛 浩
<概要>
機器の接続数が多い大規模M2Mシステムでは,データ収集と蓄積のためのコストが問題となる.この問題を解決するためのイベント駆動データ収集方式を提案する.本提案方式は,M2Mゲートウェイにおいて,データの集約計算と集約データのM2Mサーバへの送信を行うと同時に,詳細データの変化があらかじめ設定した条件と合致した場合は,一時蓄積した詳細データをサーバに送信する.これにより,平常時はデータ容量を削減すると共に,異常発生時の詳細データをサーバに収集し詳細分析を行うことができる.また,データ収集のための条件を変えることによって,アプリケーション毎に異なるデータ収集を実現することができる.

 

(5)小型飛行船の遠隔制御におけるZigbeeやWiFi通信の活用
東京電機大学大学院 未来科学研究科
ロボット・メカトロニックス学専攻 修士2年生
(汐月哲夫研究室)柴田 拓明,三浦 達郎,橋 俊平
<概要>
飛行船は長時間ホバリングが可能なため、災害時のようなイン
フラ整備が不十分な状況での遠隔監視など様々な応用が検討されている。しかし、その特性上風などの外乱に弱いため位置や姿勢の制御が必要であるが、重量制限のため機材搭載を最小限にする必要がある。本報告では、計測・制御のための各種センサを搭載した飛行船を地上のパソコンで遠隔制御する実験環境構 築の事例を報告する。飛行船にはWiFi通信機能付きカメラとZigbee通信機能付きモータ制御器を搭載し、地上PCとの間で画像情報、制御指令情報を交換することにより無線通信系を介したフィードバック制御系を実現する。

 

(6)植物の育成とモノづくりを組み合わせた教育支援システム
芝浦工業大学大学院理工学研究科 システム理工学専攻 修士2年
(井上雅裕研究室)米持 琢也
<概要>
小中学校では教育の一環として植物の栽培を行っている.目的としては,自然に親しみ,見通しをもって観察,実験などを行い,自然の事物・現象について理解を図り,科学的な見方や考え方を養うことである.本研究では,学校教育の一環である植物の栽培を行う学校を対象とした,植物栽培キットを組込んだ教育支援を行う.キットを用いて植物の栽培を自動化することを目的とせず,生徒が栽培キットを扱うことで電子工作への関心の向上,栽培の支援を行う.また,生徒がArduinoとセンサの取り付け等を自ら行うことでモノづくり,科学、物理学の興味を引かせることを目的とする.本研究では植物栽培キットを開発し,実環境での検証実験による評価を行う.

 

(7)M2Mシステムにおける ルールベース自律分散制御方式
早稲田大学大学院 国際情報通信研究科 修士1年
(白鳥則郎研究室)李 斌
<概要>
M2Mシステムでは,すべての機器データをサーバに収集し,サーバから機器を遠隔制御していた.しかし,接続される機器数の増大に伴い,ネットワーク負荷の増大,遠隔機器制御の遅延,複数のアプリケーションによる制御の競合などの問題が発生する.本研究では,これらの問題を解決するためのルールベース自律分散制御方式を提案する.本提案方式は,トリガとアクションから構成される制御ルールに基づき,インテリジェントゲートウェイが自律的に機器を制御する.これにより,ネットワーク負荷の増大と制御遅延を回避する.また,インテリジェントゲートウェイにおいて制御ルールを事前チェックすることにより制御競合を回避する.

 

(8)行動センシングによる認知症の早期発見システム
芝浦工業大学大学院理工学研究科 システム理工学専攻 修士2年
(井上雅裕研究室)阿部 雄乙
<概要>
認知症は同居の家族が高齢者の行動の変化に気づくことで発症だと分かることが多い。そのため、独居高齢者の認知症の早期発見が困難であるといった問題がある。本研究では独居高齢者の認知症の早期発見を行うシステムの提案を行う。提案システムは、独居高齢者の住居にセンサを設置し「ガスの消し忘れ」や「転倒」といった認知症の初期に見られる行動を取得することで「認知症の疑い」を判定する。また、「認知症の疑い」を判定する分析手法は、実際の認知症患者の行動データを元に作成を行う。評価では、認知症患者のモデルを作成し、シミュレーションによって分析手法の評価を行う。

 

(9)Bluetooth Low Energyを使用したセンシングシステム
鶴岡工業高等専門学校専攻科 機械電気システム工学専攻 専攻科2年
(佐藤淳研究室)昆 憲英
<概要>
後報として記載します。

 

(10)屋外環境における熱電変換素子を用いた靴内温度差発電に関する検討
サレジオ工業高等専門学校専攻科 生産システム工学専攻 専攻科1年
(吉野純一研究室)小池 友亮
<概要>
本研究室はアクティブRFIDタグを使用した高齢者や児童の安否
確認システムを検討している。またアクティブRFIDタグの電池切れ防止のために熱電変換素子を使用した温度差発電によるバッテリレス駆動方式を提案している。アクティブRFIDタグ 発信に必要な温度差は6[℃]である。 先行研究では、外出時などに必ず履く靴に着目し、靴内の温度と靴外温度による温度差発電を検討した。靴内温度は(33.9[℃])と示された。本研究では、先行研究で考慮されていなかった屋外での地面からの熱が靴に与える影響を考慮した温度差発電について検討する。

 

(11)強化学習ロボットを活用した介護予防運動システム
東京工業高等専門学校 情報工学科5年
(鈴木雅人・北越大輔研究室)大塚 信吾・井上 喜覚・井村 洋幸
<概要>
超高齢社会を迎えた日本では,要介護者の増加を防ぐ取り組みである “介護予防”に関する研究が盛んになりつつある。 本研究では,介護予防の枠組みに,HAI(Human-Agent Interaction)の概念と強化学習を導入した介護予防運動システムを提案する。HAIの導入によって ロボットを身近に感じることができ,強化学習の適用で自発的・ 継続的に適切な量の運動を行うことが期待できる。提案システムの実現へ向け,高齢者を対象とした実験を行い,提案システムにおける介護予防効果や継続利用可能性について評価する。

 

(12)簡易脳波計による記憶作業時におけるフィードバック学習システムの試作
湘南工科大学大学院 電気情報工学専攻修士2年
(吉田幸二研究室)平井 章康
<概要>
近年,従来のような高価で大掛かりな装置だった脳波計から,脳科学分野や技術の発展により,安価かつ非侵襲的に脳波を測定できる簡易脳波計が登場してきた.本論文では,簡易脳波計を用いて脳波情報を取り入れた遠隔教育における指導支援にフィードバックできるシステムの構築を検討し,記憶作業中に取得した脳波情報から記憶作業に関して推定するのに有効であると考えられる指標を用いたフィードバックシステムを試作,比較実験を行った.その結果,フィードバック学習システムの有無で記憶に関する認知課題の正答率に変化が見られ,記憶の度合いを測る指標として有効であるデータが得られた.またシステムとしても有用性を得られた.

 

(13)高齢者と子どもへの会話型ロボット活用実験の発話語数分析による考察
創価大学 文学部 人間学科 3年
(前創価女子短期大学亀田多江ゼ)板橋 秀美(2014.03卒業)
<概要>
本研究室では,高齢者支援・幼児教育支援にNEC製のコミュニ
ケーションロボットPaPeRoを活用する研究を行ってきた.これまで,高齢者福祉施設や保育施設への訪問を重ねて行く中で,対象者のロボットへの認知の違いが見えてきた. そこで,訪問の際に録画していたビデオより,発話語数をカウントし相違点を分析した.その結果,高齢者にとっては,人が直接的なコミュニケーションの相手となり,ロボットは会話の話題やきっかけや会話を円滑にするためのサポータ的役割を担ったことがわかった.一方,幼児にとっては, ロボットが直接的なコミュニケーションの相手となり,人は会話のサポータ的役割を担ったことがわかった.

 

(14)移動型センサネットワークにおけるネットワーク長寿命化方式
芝浦工業大学大学院理工学研究科システム理工学専攻 修士2年
(新津善弘研究室)澁谷 優貴
<概要>
移動型センサネットワークでは,ノードが移動してセンシングを行うことができることから,ノード数が少ない環境や人が探索することができないような環境でのセンシングが期待されている.移動型センサネットワークでは,ノードが移動してデータを収集するので通信だけでなく,移動でも電力を消費する.そのためにノードの移動制御に関する研究がなされている.提案方式では,データを特定の箇所に集め,特定のノードが回収することによりノードの移動距離・通信量を減らし,ネットワークの長寿命化を図る.

 

(15)クラウドと自律分散協調におけるM2Mシステムアーキテクチャ
芝浦工業大学大学院理工学研究科 システム理工学専攻 修士2年
(井上雅裕研究室)金井 理史
<概要>
従来のネットワークに繋がる機器が増えM2Mが注目される中で、各機器はすべてクラウド内で管理がされていた。本研究では災害時などにネットワークが遮断された時でも機器が状況に応じた動作を実行可能にするために、従来では考慮されてこなかったデバイス同士の自律分散強調を含めた設計を行う。本内容としては各デバイスにSCと言うECHONET LITEを規格としたスマートグリッドを持たせ、SCがクラウドからそれぞれの機器にあった動作ファイルをダウンロードして保持しておくことで、非常時でも遅延なく動作を可能とするものである。評価としては、従来アーキテクチャと提案アーキテクチャで複数のシナリオを作成し、アンケートによる評価を行う。

Ⅳ.講演

産学公連携M2M共同開発事例報告・・・・・・・・・・16:30~16:45
「高齢糖尿病患者の重症化を予防する 在宅インスリン療法見守システム」
創価女子短大 准教授
亀田 多江先生
(株)HIROICT研究所
渡辺 透 取締役
<概要>
概要:近年、高齢糖尿病患者の増加に伴い、高齢の在宅インスリン療養患者が増えており、認知症などで自己注射が正しく行えていないことが原因で、重症化するケースが増えている。
本発表では、高齢糖尿病患者の在宅インスリン療法の継続を支援する「インスリン見守りシステム」の開発と実施実験について発表する。
システムは、注射器の格納容器に開閉・取戻センサーを取付けモニタリングするものである。数週間の試験運用を行った後、実際の患者数人に導入し、1週間ずつ運用し、システムの妥当性を評価した。
本取組みは、HIRO研究所のSIPを活用したM2Mシステム技術と創価女子短大の高齢者見守り研究、更には医療従事者の現場の声を生かした取組みである。
 

 

◆◆◆5号館2階 IKOBA(アクティブラーニング室)移動◆◆◆

 

Ⅴ.学生研究発表会講演 その2(デモンストレーション)
・・・・・・・・・・16:50~17:50

各ブースにて発表①~⑬実機またはパネルを使ってのプレゼン,デモ,意見交換を行います。
 

 

◆◆◆生協食堂へ移動◆◆◆

 

交流会・・・・・・・・・・18:00~19:00

参加企業紹介、パネルを基に自由討議

 

司会:M2M研究会 副理事長 吉田 利夫
閉会挨拶:M2M研究会 副理事長 飯田 秀正
 

 

以上

【終了】2013年10月19日(土)/第7回専門部会セミナー
(技術専門部会・ビジネス専門部会)

NPO法人M2M研究会 第7回専門部会セミナーの御案内
-M2Mの最新動向と応用事例-

1.開催案内

1)日 時 2013年10月19日(土) 13:00~17:00 (受付開始:12:30)
交流会/懇親会17:20~19:30

2)会 場 神奈川県鎌倉市 鎌倉芸術館集会室(JR大船駅より徒歩8分)
URL: http://kamakura-arts.jp/
TEL:0467-48-5500
懇親会会場:鎌倉芸術館内レストランパウゼ
TEL:0467-45-3140
3) 参加費 M2M研究会会員1,000円,非会員2,000円,学生無料
尚,交流会参加費は3,000円です。
(当日、M2M研究会への入会も受け付けております)
4) 参加
申し込み
下記のページからお申込みください。
(メールでの参加申込み方法についても記載しております)
https://www.m2msg.org/?p=2308
5) 主 催 M2M研究会 技術専門部会・ビジネス応用専門部会 共催

2.プログラム

Ⅰ.M2M研究会理事長挨拶 ・・・13:00~13:10
  NPO法人M2M研究会 理事長 小泉 寿男
Ⅱ.講演
(1)講演1・・・    13:10~14:00
  「M2M分野への適用拡大をめざすデータ統合基盤サービスのご紹介」
日立製作所 情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業部
ソフトウェア開発本部ビッグデータソリューション部
主任技師 田村 公孝氏
<講演概要>
日立製作所 情報・通信システム社では、お客様への提案、日立グループ各社のビジネスのスタディーを通じて、 ビッグデータ利活用ビジネスを、データとデータのつながりから新たな価値を創出するサービスと位置づけ、データの統合利用を容易かつ柔軟に行う基盤を開発中である。M2Mで扱われるマシンからのデータも、この基盤のターゲットのひとつである。また更に、企業のクラウド活用の加速に応えるため、この基盤上でのクラウドサービスも並行して開発中である。本講演では、開発中のデータ統合基盤サービスについてM2M分野の事例を交えて紹介する。
(2)講演2    ・・・14:00~14:50
  「ボディエリアネットワークとヘルスケアM2Mの利用と国際標準化」
(独)情報通信研究機構 国際推進部門標準化推進室 マネージャー
黒田 正博氏
<講演概要>
身体の周辺にある複数の小型センサとそれらセンサからデータを収集する携帯端末を用いるボディエリアネットワーク(BAN)は、医療/健康分野を中心に利用が広がりつつある。また、医療現場やヘルスケア分野でのICT利用では、ITU(国際電気通信連合)/WHO(世界保健機関)でのヘルスケアM2M(Machine to Machine)標準化への取組みが、グローバルな健康から医療従事者の軽減負担までと、大きな役割が期待されている。本講演では、BAN及びヘルスケアM2Mの国際標準化の状況を紹介するとともに、これら技術の利用についての現状及び将来について概観する。
(休憩・・・10分)
(3)特別講演    ・・・15:00~16:00
  「ウェブ社会からファブ社会へ」
慶応義塾大学環境情報学部 准教授、ファブラボジャパンファウンダー
田中 浩也氏
<講演概要>
工業機械の小型化や3Dプリンターの一般化をはじめとするデジタル化、さらにはインターネットの普及により新しい製造業の形が生まれ始めている。ITと融合した変革のダイナミズムは「工業の個人化(パーソナルファブリケ―ション)」を促進。さらには利害関係を超えて多様なアクターが集まり、新たな問題発見の糸口や、創造的なインスピレーションを与え合うモノづくりの形「ソーシャルファブリケーション」が広がりつつある。こうした変化は製造業だけに及ぶ話ではなく、生活・社会・働き方・教育、すべてにわたって、これまでとは違う局面が訪れることが予想される。モノを消費する社会、情報だけに浸る「ウェブ」社会を超え、物質への出力を豊かさへとつなげる「ファブ」社会の到来を展望する。
(休憩・・・5分)
Ⅲ.M2M研究会活動報告 ・・・16:05~17:00
  (1) M2M 研究会会員紹介
      ・ベース株式会社 執行役員 杜頴富 氏
      ・ロコス株式会社 代表取締役 青野正幸 氏
(2) 3Gシールドアライアンス活動の紹介(15 分)
   ・NPO 法人3Gシールドアライアンス 代表理事 高本孝頼 氏
(3)M2M 研究会活動報告
   ・「VCJ 社によるM2M システム応用事例の紹介」
    NPO 法人M2M 研究会副理事長
    バレー・キャンパス・ジャパン社 社長 飯田秀正
   ・「M2M クラウドプロトタイプ開発の活動紹介」
    NPO 法人M2M 研究会技術専門部会長
    サイバー大学 清尾克彦
Ⅳ.講演会終了の挨拶
 
懇親会(交流会) ・・・17:20~19:30 (鎌倉芸術館内レストランパウゼ)
  引き続き、鎌倉芸術館内のレストランパウゼで懇親会を行います。ご講演者、会員紹介の関係者、および参加者との交流の場ですので、多数の方のご参加をお願い致します。